三泊四日の旅に出る。コロナ前はこんなのはごく短い旅にすぎなかったのだが、なんだか長旅のような感覚を覚える。
PM2.5とかかまびすしいが、ずいぶん前から慣れ親しんだ春の光景だ。
気を取り直して帰宅して朝食をとり、駅に向かう。少々寒いが九州と沖縄に行くのだから厚着はできない。
そうか、世の中が浮かれる季節になったのだ。コロナもようやく収まろうとしている。感染者の数がどうのこうのではなく、実感としてみんなそう感じているのだ。
去年の口頭事件セミナーも同じだけれど、博多に来て前夜祭はもはや期待してはいけないと思っているので自分で店を探した。
面倒だからとホテル直近の居酒屋に入ったのが間違いであったと思う。常連さんばかりの中で身の置き所がない。女将さんが気を使って声をかけてくれる。
「今日はどちらから来られたんですか?」
「福井県です」
「あー…」
だよね。とりあえず福井県ってどこ?福井県って何?
いいんです。私は仕事疲れを癒しにこの店に入ったのだから静かにお酒と料理を楽しませてください。
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