2020年6月25日木曜日

動物が多いまち

小浜市には福井県立大学小浜キャンパスがあって、鳥越山と言われた山の鞍部を切盛造成して土地が作ってある。余談ながら、ここは私が就職して最初に従事した現場であり、その後数年間、ずいぶんと苦労もして勉強もしたところだ。
この大学にアクセスするための道路を西側(海側)から登って東側に降り、そして今度は山の裾野をぐるりと南側から回って戻ってくるというルートが散歩道にちょうどよく、早朝などは徘徊集団か?と思うほどたくさんの高齢者(主に初老)が歩いている。
で、まあ私も初老だから時々歩く。今日は特に蒸し暑くてまいったのだが、その途中で(よくある話だが)シカに出くわした。彼我の間にはフェンスがあるから別になんてことはないのだが、やはり相手は逃げる。

ちょうど徘徊添削中だったから、すぐにカメラ起動→望遠モード→撮影。相手もそれなりに慣れているようで、すぐには逃げずにこっちをずっと見ている。写真だけ撮ってすぐに歩き出したので、きっとまた降りてきて食事の続きをしたのだろう。
この山は昔からサルは多いのだが、シカも最近は多くなった。去年はまれに見る少雪だったからきっと増えているのだろうな。今年すでに市街地で2回遭遇しているし。
そういえばこの道では前回だったか前々回だったかはサルに遭遇したな。

夜、警察協助員会の役員会。今年はこういう情勢なので少年犯罪も少ないようだ。
これから夏だが、いろんな夏期イベントが中止なのでパトロールの必要もなく、我々もちょっと開店休業状態だ。
そういう意味で平和なのではあるが、それはつまり社会の活動度が低いということで、それでは社会経済が回っていかない。
そして何より、そういう状況では真っ先に困窮するのがシングルマザー家庭など弱い立場の人たちで、そういう家庭の子がとばっちりを食う。家庭が不安定になると子どもも不安定になり、まして学校はつい先日まで休校。双方向性でもない一方的な授業講義のDVDなど視聴するはずもなく、学校が再開してみれば児童生徒の差は一段と開いており、理解できない授業は面白くもなく早々にドロップアウトして夜にたむろできる友達の家で夜を明かして昼夜逆転し…という典型的なパターンである。
世の中がうまく回っているときは、少々やんちゃでも仕事もあり、世間も「金持ち喧嘩せず」で涵養だが、経済が落ち込んだ途端に社会からはじき出されてしまう。でも世間はそれを自己責任という言葉で片付けてしまう。誰も好き好んでそうなったんじゃないのに。
でまあ、これからが本当に心配なのですよ。リーマンショックの後にも本当に大変なというか心配な状況に学校がなったのだけれど、今度はそれ以上に大変になるだろうと思う。
これからできることをやっていかねば。

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