2022年4月8日金曜日

やはり出雲そば

今日はすごくゆったり時間がある。15時前の飛行機で松江に行くだけである。
…などと書くとすごくゆったりした旅を楽しんでいそうだが、実は出願期間に入り添削依頼が佳境となってきており、とにかく四六時中スマホ片手に添削また添削である。
ともかく難波から梅田まで徘徊検索をしつつあるいた。

アーケード街に何やら垂れ幕があるから、アーケード街のPR なのかなと思ったら…まあこのあたりが大阪の大阪たるところだろうな。こういった猥雑さが大好きなのだけれど。
梅田から阪急で蛍池へ。歩いて徘徊添削をしつつ伊丹空港へ。カードラウンジで添削内容を整理して送ったりしているうちに出発の時間となった。

少し春霞模様の中を離陸。もちろん機内でも添削に精を出すわけであるが、このルートはすでに何度も飛んでいるからどのあたりでどういった光景が見られるかは分かっている。

シートベルトサインが出て着陸態勢に入り、しばらくすると島根半島が見えてくる。
私が「若い研究者」気取りだったころの、隠岐と並ぶ我が青春の地である。だからちらりと見ただけで目が離せなくなってしまうし、眼下の景色のあちらこちらに自分の思い出が詰まっている。

七類が見える。ここから隠岐へフェリーで何度出港したことか。最初は船酔いでトイレから出られなかったのに、大学四年の時には隠岐に着くまでにうどんを2杯食えた。別に2杯も食う必要はまったくないのだが。

何の変哲もない風景だが、大学3年の進級論文のフィールドだった。やり方を覚えたところと言える。ここは歩き回ってる間に大学院に行こうという気持ちが少しずつ芽生えてきたようにも思う。してみれば、ここで私は自分の人生を変えたのかもしれない。

出雲空港から松江まではリムジンバス。嫁が島のすぐ近くを通る。本当にこの島は松江の、宍道湖のシンボルだね。

ホテルにチェックインした後、夕食前の腹ごなしに、正直に言えばホテルの部屋にこもっているとはかどらないので徘徊添削をしていたらいつのまにかここに来たという感じで、再び嫁が島が見えてきた。

宍道湖の一番美しい光景が見られるスポットだと思う。もう少しここに居れば夕焼けの本当に美しい景色が見れるのだろうけれども、さすがに腹が減ってきたので松江駅の方に戻る。

コロナ禍の中、ずっと松江では一人居酒屋。松江駅の「はなの舞」と決めている。
大山地鶏とモサエビに蟹味噌。こういった山陰の幸をじっくり味わうのも楽しいものだ。

〆は私が日本一美味いと思っている出雲そば。粉の選別をせず、玄そば(殻のついたそばの実)をそのまま挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製粉方法で作るので、黒っぽく、香りがすごい。これを食べてしまうと、他のそばは香りがないとさえ思えてくる。
出雲そばは割子(わりご)そばでいただくが、今日はおろし・とろろ・うずらの三色そばにした。
麺類大好きな私としては、三食これでもいいと思う。

ところで、今日はNHK朝の連ドラ「カムカムエブリバディ」が最終回だった。
私、実は連ドラけっこう見てます。特に音楽絡みのドラマは入れ込むね。「エール」とかね。今回は好きな曲である「Sunny Side of the Street」がドラマの中の鍵的な曲だったからしっかり見ていた。

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