2010年12月9日木曜日

自己タイムスリップ

何年ぶりか(おそらく10年以上)でMS-DOSのプログラムを作った。
昔懐かしいPC-9821を使って、Windows98上のMS-DOSでQuick Basicのプログラムを作ったのだ。


プログラミングというほど大仰なものではなくて、それぞれのフォルダの中にXML形式で書かれたボーリング柱状図のファイルを順次自動的に読みこんで、地層ごとの平均N値を計算してこれを土質に合わせた係数を使ってS波速度に換算するという、まあ非常に単純なものである。

コマンドを思い出しながら、プロシージャなどというものはとても思い出せないのでサブルーチンでごまかして、半日以上かかってしまった。
12インチのディスプレイは600×480ドット(ピクセルとは言わない)、文字は半角80字で20数行。
「文字、でかっ」
と言いながら、完全シングルタスクでマウスも使えない世界に久々に身を投じたのだが、とにかくもどかしく、10分ほどで「やってられんわぁ~」になって、隣のPCでメモ帳上でソースを作って、最後の仕上げだけDOS上でやった。
なんでDOSでやるのかというと、私がDOSのBasicでしか組めないからなのだ。ToT

この世界で200ページも300ページもある報告書を書いたり、表計算(1-2-3)のデータをワープロ(松)に貼り付けたりしていたんだなあと思うと、はるか彼方のことのようである。
それどころか、柱状図処理や断面図素図、さらに各種サウンディングデータ整理や円弧すべり計算、圧密沈下計算、液状化計算なども全部自分でプログラムを組んで仕事をしていたというのは、今思うと考えられない世界のような気がする。
このMS-DOSによる仕事システムがなかなかよくできていたので、Windows98の出た1998年ごろにはまだWindowsよりもDOS主体で仕事をしていたぐらいだから、あれからほんの10年ちょっとしかたっていないのだ。いやあ信じられない気がする。

昨夜は自分が30年前に作った曲に久しぶりにふれ、今日は10年以上前の仕事スタイルにちょこっとだけ戻り、なんともはやタイムスリップな気分満点の最近である。

4 件のコメント:

  1. クレヨンしんのすけ2010年12月10日 8:27

    なつかしの画面ですね
    改めてコードを眺めると、ほとんどvisual basicの文法と変わらないだなぁと思ってしまいました

    ただ、それよりも普通に起動するwindows98マシンがあることにビックリですが (驚)

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  2. 何かデータを読んで処理するところはきっと変わらないのでしょうね。おそらくIFが違うんだろうなと。
    このマシンは昔購入した水位測定機器のデータを取り込むために今でも現役です。*o*

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  3. あまりの懐かしさに書きこんでしまいました。
    80年代にバイト代をつぎ込んで初めて買ったシャープのX1。BASICからFORTRAN、マシン語(但し8BITですが・・)と夜中まで、今考えるとなんだかな~というようなプログラムで遊んでました。
    デカ文字ですね。X1はスーパーインポーズ機能でテレビ画面とパソコン画面を同時に映すことができたりして・・懐かしい!

    今はEXCELとマクロでかなりの技術計算ができますね。
    会社ではもっぱらこれで非定常のシミュレーションとかしてます。まさに隔世の感を改めて感じてしまいました。

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  4. エクセルのマクロはほぼVisualBasicのようですから、きっといろんなことができるのでしょうね。私は今から覚える気力はないですが。^^;

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