2014年10月13日月曜日

おおがっそ

庭や畑などが手入れできずにいると雑草が生え放題になるが、この草ボーボー状態を何と言うだろうか。
小浜では「おおぐさわら」とか「おおがっそ」という年配者が多い。
「おおぐさわら」は「おお・くさはら」、つまり「大草原」を読んだのであろう。「だいそうげん」だとさわやかな風が吹き渡り、向こうのほうから犬や子どもやハイジなどが駆けてきそうだが、「おおぐさわら」は熱気と青いニオイがむわっとたまり、そもそも草丈も人の腰以上、生えているのはススキやセイタカアワダチソウ、ダンドボロギクなどで、そんな中を駆けるのはなかなか困難、もし駆けてくるとすれば猪や鹿などではないかと思われる。えらい違いである。
「おおがっそ」は意味がわからない。「おお」は「大」つまり「Very」なのでいいとして、「がっそ」(「がっそう」?)は何なんだろうね。ガサガサなどの擬音語起源なのかな。若狭坊なら知ってるかな。

まあとにかく、女房の実家が今空き家状態なので、庭がちょっと油断するとおおがっそになるのだ。
その「庭」がまた前・中・裏・さらに離れの裏といっぱいあるんだよね。写真は先月の離れの裏庭で、庭というより元畑だ。2回の草刈をしたうえでの夏の終わりの様子である。何もしてなかったらきっと今頃はセイタカアワダチソウあたりで覆われているだろう。

放棄水田や畑などは、人が隠れられるくらいの背丈の雑草に覆われていても、まあ許せるというか、そういったものは少なくない。よっぽどうるさ型がいる地域か、よっぽど嫌われている人か、まあそういう場合でなければあまり言われないのではないかと思う。
女房の実家の畑も「おおがっそ」だった。その後手入れもしていないというか、そもそもどこにあったのかも忘れているのだが、そちらはまあ放ってある。
でも家の周りの庭(というか外回り)はそうはいかなくて、草の密度・背丈ともに「こりゃあ何とかしないとやばいな」と思う「閾値」が低い。
先日は除草剤をまいた。なんとかカレールとか、まあよくありがちなダジャレ方面の名前がついたものだが、これってなかなかに強力だ。我が家の裏庭にもまいたのだが、数日立つとどんどん枯れ始める。

家の中もときどき空気を通さないと痛んでくると思うので、ある程度まめに行っているのだが、特に用事があるわけでもないので、空気の入れ替えと除草だけに行くのはなかなかにむずかしい。
こういう空き家っていっぱいあるのだろうな。空き家活用はいろんなところで取り組まれているようだが、我が家も何か考えないと。

2 件のコメント:

  1. 江戸時代に月代(さかやき)を剃らずに総髪にしていた、子供や坊主、浪人のあたまをガッソウといいますね。今でも中国地方や但馬を中心にボサボサ頭をガッソウといいます。だから草ボーボーという意味?(笑)

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  2. なるほど、さーすが若狭坊。

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