ずっとみんなで準備してきた「ecoeco自然楽校」当日。わがボロ車に道具類を満載し、さらに8時過ぎに近所のマーケットで氷を調達して「森の水PR館」へ。まあ時間的には余裕だべと思っていたが、やはり始めての試みだけに予想外の手間がかかったりして、結局少々時間食い込み気味で開始。オープニングセレモニーなし。というかそもそも考えていなかった。^^;
|
たくさんの人が集まってくれた。 |
|
いつもの火起こし体験。 |
|
若いお父さん、ロケットストーブ作りに挑戦。 |
|
お皿やカップを竹で作る。 |
|
大なべとはトン汁と猪鍋。 |
|
ご飯は全部飯ごうで。 |
|
あこちゃん手製のペール缶&植木鉢タンドールも大活躍。 |
|
ぶたさんのペレットグリル。 |
|
ロケットストーブ。今日は全てマキ燃料です。^^ |
|
「青の里」展示ブースの鹿頭骨。なぜか「予約済み」。 |
|
竹のプリン。実に濃厚な、懐かしいカスタードプリンができた。 |
|
巨大バームクーヘン。卵数十個使用。 |
|
なかなかうまく焼けた。どっしりボリュームあり。 |
まあともかく朝の10時から夕方4時前まで、多くの人が来てくれた。目立ったのが小さな子どもを持つファミリー。親御さんが若くて「自然」への意識が高いこと、子どもが小さくて自然と触れ合う子育てを意識していることなどが原因だろうか。そういえば私も子どもたちが小学校低学年くらいのうちは自然との触れ合いを意識していたように思う。
自然体験共学センターさんは福島の子どもたちとスタッフ一同で来てくれた。楽しんでくれたようで嬉しい。
コアな意識の人たちも少なからず来られた。これからゆるやかな連携ができていけば嬉しい。
かなり疲れたけれど、また後片付けが残っている。軽トラックで走り回り、最後に荷物を上根来まで一人で運んだ。
夜のとばりが降りた上根来は、ところどころにフツーに鹿がいて目が光る。鹿は車のライトに目がくらむようで、道の真ん中から逃げなかったり、ひどいときは飛び込んできて、衝突事故が多発している。だいたい40~50万位修理にかかる事故が多いようだ。
借り物の軽トラなので慎重に運転していると、目の前を狸が逃げていく。
彼としては一生懸命に逃げているのだろうが、いかんせん足が遅く、かつ道路の真ん中を走るので追い抜くこともできない。
「おーい、ワシ、急いでんねんけど」
と呼びかけてもダメである。やがてわき道に逃げてくれたのでやれやれと畜産団地についた頃はもう真っ暗。半ドラやコンロ、コンクリブロックなどをヒイヒイいいながらなんとかおろし、やれやれと山を降りかけたらバウムクーヘン用の竹が落ちている。そういえばさっきガンガラと音がしたよなあ。
仕方なくもう一度畜産団地に戻りかけると、また前を狸が走っている。さっきの狸かもしれない。ちょっと道路の脇のほうに寄ったので追い抜こうとアクセルを踏んだとたんにまた道路の真ん中へ走路を変える。うーむ、急いでいるんだが…
竹を荷物置き場に放り込んで山を折りかけると、またしでも前を狸が。さすがにキレそうになって一気に加速して追い抜いた。なんなんだアイツは。
道路脇をうろうろしている鹿を横目にみつつPR館に帰り、あこちゃんに同道してもらいながら軽トラを給油して返した後に自分の車に乗り換えて、さあ帰ろうかなと思ったらあこちゃんが
「秀は行かないんすか?」
それを早く言えそれを。そうと知ってたらのんびり狸の後を走ったりなんぞしていなかったのだ。
急いで秀に行き、メンバー数人で打ち上げ。なんと秀にホッピーが導入されており、大喜びで杯を重ねつつわいわい楽しい時間を過ごした。ちなみにお絞りで顔をぬぐうと、ピンクのお絞りが灰色になった。^^;
いろんな人が自分の得意技と労力を持ち寄り、それを惜しげもなく出してくれて、実に盛りだくさんな企画がぎゅうぎゅう詰めのものになった、これまでにない素晴らしいイベントだったと思う。「みんながやりたいこと・得意技を持ち寄る」というスタイルは、「まちなか夢通り」と共通するものがあって、「みんなが主役」としてイベントをやれるところが素晴らしい。
「ecoeco自然楽校」はこれからも回を重ねていくことだろう。
そして私は若い人たちのサポートをしていきたい。