2014年10月31日金曜日

しわしわのナツメ

昨日の片づけをしに、昼の時間に上根来に行ってきた。

上根来堰堤。もうすっかり秋の気配である。標高200~300mといっても常緑樹もあり、また紅葉もさまざまなので、全体に黄色っぽくなるのが若狭の秋である。

 昨日完成したところのしがら組。里山にあった眺めだと思うが、どうだろう。

上根来集落入口。秋の風景である。週明けはぐっと冷え込むらしいから、一気に晩秋の風景になるだろう。

ゲストハウスの近くにナツメがたくさん生っていた。ドングリやアブラギリは凶作だが、このナツメは元気だなあ。でももう実はしわしわになっていた。比較的しわのない実をつまんでみたら、ちゃんとナツメの味がした。
時間がないのでささっと片付けて山を下りた。
セミアーツアーまでにもう一度来ることはむずかしいだろうから、次に来るのはもう12月に入ってからで、雪囲いをしなければならない。上根来はもう雪を待つばかりの寒々とした山里になっていることだろう。

2014年10月30日木曜日

しがら組ところびの1日

筆記合格発表当日、朝起きると40通ほどのメール。バタバタと準備しつつざっと目を通すだけ通して、とりあえず車に乗って出発。今日はしがら組活動日なのだ。
ああ、あの人が合格してくれた、あの人がだめだったなどとあれこれ頭には浮かぶが、そちらに意識が行ってしまうと今日の活動に手落ちができるので、ひとまず試験のことは頭から振り払う。

活動開始のあいさつなんぞをエラソーにするワタシ。今日活動する高校生は13人。うち女子2人。

元若狭東高校教師の西田先生の説明。私の親父の同級生なんだが、先生元気だ。

まずはナタとカケヤを使って竹を4つ割りにする。実はこの日の夕方、手作りのクサビを使ったもっと効率的な方法をあみだした。自分が作業しなければならないという事態になると人間アイデアが出るもんなんだなあ。^^;

杭(8月に切り出したものだ)を法尻に1.5m間隔で打っていく。長さ1.5mあるので、お酒のケースを結束バンドでつないだ足場の上に乗ってカケヤをふるう。
実は私はこのあたりから現場を離れ、ゲストハウスで「上根来鍋」を一生懸命作っている。

杭の間に竹を編みこんでいく。そんなに力はいらない。そして慣れてくるとどんどん早くなる。

完成。みんなで記念写真。今年のしがら組は、上根来に上がる人がみんな目にするので、絶好のアピールになる。

ゲストハウスで昼食。元気な高校生たちであります。

恒例の上根来鍋。ボタン鍋と同じ味付けと材料で、イノシシ肉のかわりにスーパーの安い豚コマを使っているが、しみじみとうまいのです。

いい天気のゲストハウス前でのんびりと鍋を食べる高校生たち。

午後はアブラギリの実を拾う作業…と思っていたら、トンデモナイことが発覚した。実が入ってないのである。殻を割ってみるといつものように種がならんでいるのだが、その種を割ってみると、中がカラなのだ。種の中身を絞って油を取るのだが、この中身がまるっきりないのである。
数年前にもこういうことがあったらしいが、どうやら今年はとんでもない「裏年」、不作の年であったらしい。数年前の大不作と共通するのは少雨であったことだが、8月が逆に涼しく雨ばかりのバカ夏だったこともあるのかもしれない。
昨年拾った実があるから、圧搾などの作業やシンポジウムでの公開はできるが、来年は実がない状態から活動しないといけない。
まあともかく、自然相手だとこういうこともあるということだ。この大不作が上根来だけなのか、遠敷地区全体なのか、はたまた若狭地方一円なのか、確認しておく必要があると思う。

2時半、活動終了。やれ疲れたと思っていると、もみがらダンプが現れた。

合計ダンプ5杯ほど運んだ結果。なかなかの量になりました。

ダンプを一度返すということなので、もみがら運搬用の枠をばらす作業をしたのだが、ついでに竹を運んでもらった。実は月曜日に切った竹が足りず、しがら組全長40mのうち10mが杭を打っただけで竹柵が未完成なのだ。
急きょ上根来内の竹林で竹を伐採。道路下の斜面から引っ張り上げるのがけっこう大変なのだ。

現場まで運搬してもらい、私とたけし・あこちゃんの3人で4つ割り→編みこみの作業。薄暗くなりかけるころにようやく終了。
ゲストハウスにいろんなものを運んで片付けをして、それでも全部は片付かずに、だけどヘトヘトなのであきらめて6時前に下山。
いやー、疲れた!

しかし安心して寝てしまってはいけない。この日のメール合計100通以上を処理しないと。
模擬面接の受付シートを作ったり返信したりしているうちに夜中になったが、最後は本当に目がしょぼしょぼだった。

2014年10月29日水曜日

合格しててほしい

早いもので、もう筆記試験合格発表を翌日に控えている。受験生にとってはドキドキの一夜であろう。
私にとっては、口頭試験対応のセミナーツアーや添削などの幕開けである。出願期間の後半や筆記試験1ヶ月ほど前も寝る間のない日々だが、口頭試験前は受講生の必死度がすごいので、これまた気の抜けない日々になる。なにせ模擬面接はリアルでもSkypeでも、その場で理解してアドバイスを出さないといけないから、ぼーっとしているわけにはいかないのだ。

明日はしがら組の日なので、朝ちょっとメールと掲示板を確認する程度で、あとは夕方まで携帯電波の飛ばない世界に行ってしまう。下界に戻ってくるとどうなっていることだろう。
まあともかく、なんとしても合格していてほしい!という人は何人もいる。

合格を祈る!

2014年10月28日火曜日

もみがらの翁

昨日の続きでもみがら輸送。朝から上根来へ向かう。

上根来はもうすっかり晩秋の気配。赤や黄色に色づいた葉っぱが道を覆っている。

やがてもみがらを積んだ市役所のダンプトラックが到着。市役所と協働する事業はこういうときにありがたなあと思う。

もみがらがてんこ盛り。計算上、これを8杯くらい運ばねばならない。ひえええ。

ざざーっと落ちてくるもみがらをスコップで均す。軽いので力はいらないが、とにかく粉が舞って舞ってメガネがあっという間に黄色く曇ってしまう。
午前中に2往復。やはり上根来は遠い。この調子でやってたら大変だぞおと思いつつも、地道に運ぶしかないのだ。

午後からは仕事に戻れたが、どうも体が寒い。風邪かなあ。これから寒くなるのにやだなあ。
熱い風呂に入ってさっと寝よう。

2014年10月27日月曜日

竹切りの翁

30日のしがら組製作のため、材料の竹を切り出す作業を若狭東高校の実習として行う。
ここのところ晴天続きだったのに、今日だけ雨が降りそうである。たけしもあこちゃんも私のほうを見てニヤニヤ笑っているが、ええい何を失礼な、先々週の新潟行きといい、一昨日のふるさとウォーク、昨日の奉仕作業、どれも私の外出を祝うかのようにピーカンの好天だったではないか。
バスの到着を待っていると、空にわかに曇り、やがてバラバラと大粒の雨が降ってきたかと思ったらバスが到着した。ううむ、どうも若狭東高校方面に雨男がいるようだ。

実習開始ということで挨拶。「誰か雨男がいるんじゃね?」と聞くとニヤニヤ笑いが。本当に誰かいるのか?でも私の背後の2人もたぶんニヤニヤ笑っているに違いない。

雨模様の中、がんばって太い竹を12本切り出した。高校生、たくましいぞ!

上根来まで運んで、ついでに雪室貯蔵庫を見学。全員競って中に入ってわーわー騒ぐ。かわいいのだ。

いったん山を降りて、今度は雪室に断熱材として使うもみがらの搬入作業。新潟で見てきて早速実行に移したわけである。とりあえず2往復分。こりゃあ思ったより大変な作業だ。
明日も朝からがんばって運ぶことになった。

2014年10月26日日曜日

貯蔵庫がでかくてびっくり

上根来で雪室貯蔵庫作りとしがら組の下準備。地元の「上根来百里会」のみなさんが集まって作業してくださった。「WACおばまの活動を地元の人たちが手伝ってくれた」のではなく、地区奉仕作業の位置づけである。こういう形が協働なのではないかなと思う。

朝の上根来。下界と比べてはっきりと涼しい。いや、もはや寒い。

百里会の皆さんがたくさん集まってくれた。もう実質誰も住んでいない集落の奉仕作業にこれだけの人が集まるってすごいと思う。

しがら組施工予定地の法尻と側溝の土砂を清掃。1時間汗をかいた。

雪室貯蔵庫のほうへ行ってみると、どでーんと貯蔵庫ができあがりつつあった。本職の大工さん5人を中心にプロの仕事が進むのを、材料運びくらいしかできずに見守る。いやあ、すごい。

入り口を作ってひとまず完成。あとはドアや断熱機構、雪を効率よく乗せるための壁などを作れば完成で、雪を待つばかりとなる。

内部は8畳くらいの広さがあって、頭が天井に当たらない程度に高い。これならたっぷり貯蔵できるぞ。
昼は百里会のみなさんとバーベキュー。こういう中に混ぜてもらえるようになったことがまたうれしい。
今日はまた百里会の皆さんに大きな恩をいただいた。この人たちの期待と優しさと労力を裏切ってはなるまい。これからまだまだいろんなことがあるだろうけれど、途中で投げ出すようなことは絶対せず、大事に活動を続けていきたい。

2014年10月25日土曜日

よくがんばった

今日は小浜市内の2つの中学校の「ふるさとウォーク」。校下全域にコースを設定して、1日かけて全校生徒が42.195km歩くというもので、最近始まったものだ。
私は小浜中学校区民なのだが、近年は中学校と関わりはなく、かわりに小浜第二中学校に関わっているので、こちらのお手伝いをさせてもらった。
コースの中のややこしいとか危ないポイントで誘導する係なのだが、たまたまそのコースにおける最終誘導ポイントに当たった。
朝一番から歩いた子供達が、ゴールまであと3km弱になって、ある子は元気イッパイに、ある子は泣きながら、ある子は足が痛い子に肩を貸しながら、あるいは励ましながら通っていった。
人間作りだなあと思った。
体が大人になっていって、心もすごく揺れ動きながらでも成長していくこの時期に、こんな大きな刺激を与えて限界に挑戦させる(それも一人ぼっちじゃなく、みんなで)ことは本当に貴重だと思う。
前にも一度書いたけど、私の場合は中学生の時に胸がヒリヒリと焼けるほど部活で激しく練習することが日常だったが、あれがあったからその後の受験であるとか仕事の中で体がへたりもせず心が折れもせず今までこれた(この先はホントわからないけど^^;)んだと思っているので、思いっきり体力と精神力の限界に挑戦してほしいと思う。

帰宅して、女房と近所のマーケットに買い物に出かけたら、ちょうど小浜中学校の最終ランナー(とは言わないな。ウォーカーかな)を先生たちが励まして一緒に歩いていくところだった。
きっと今日の体験は宝物のひとつになる。自分への挑戦でもあったろうし、仲間や先生や地域の人たちとの絆を実感した日でもあったろう。

子ども達の写真はとても撮れないので、今日の海岸の風景。いい天気で本当によかったね。

2014年10月24日金曜日

しがら組・その後

いい天気なので、1月に技術士会で「しがら組み」の話をするので、そのための写真を撮っておこう思って上根来に行った。

紅葉の気配が忍び寄る上根来の入り口。道路は枯れ葉で埋まりつつある。

去年作ったしがら組。1年たって竹が侘びた色になって風景に溶け込んだ。

ちゃんと土留めの用をなしている。ポケット容量には限界があるし、あまり大きな土圧には耐えられないけれど、パラパラと落ちてくる程度の斜面ならこれで十分なのだ。

ポケットにたまった土に草が生えていた。草や低木が生えて表面が浸食されなくなったころに竹が腐ってなくなるのがベストなんだけれど、それはいつ見られるだろう。

畜産団地に行ったら、雪室用の間伐材がどんと積んであった。明後日はこれで貯蔵庫を作る。
なんだかワクワクしてきた。

2014年10月23日木曜日

ブランニューPC

待ちに待ったPCを手に入れた。パナソニックのレッツノートの一番小さなモデル、RZ4である。
レッツノートの最小サイズモデルは、かつてCF-Rシリーズがあって、8インチなどの非常に小さいモデルだった。私はR2とR4、そしてR8を使っていた。Rシリーズは9からジャケット付きのJシリーズとなって、私はJ10を今日まで使ってきた。Jシリーズは10インチで、ちょっと大きくなった。
その後、Windows8の登場とともにRシリーズやJシリーズは出てこなくなり、代わってAXがリリースされた。レッツノートでは一番小さいのだが、11.6インチあって、これは私にはちょっと大きすぎて食指が動かなかった。
「10インチのいいのがないかなあ」とずっと思っていたのだが、どれもパワー不足で、J10をはじめとするレッツノートのパワーになれてしまった私には、とても満足できるとは思えなかった。

ところがとうとう出たんですねえ。10インチのレッツノートが。それもUltrabookの厚さ(2センチ弱)。J10の唯一の難点が分厚いことだった(そのためジャケットを取り外して少しでも薄くなるようにして使っていた)ので、万々歳である。
リリースの話は夏頃から聞いていたのでひたすら待っていたのだが、とうとうリリースされた。
すぐにレットノートクラブで購入手続きをした。普通、メーカーの会員制クラブは割引などの特典があるものだが、レッツノートに限っては、値は張るがより上位スペックのものを提供する場になっている。J10もここでカスタマイズして、メモリ16GB、SSD256GBというスペックにしていた。(量販店販売ではこのスペックは不可能)
RZ4も可能な範囲での上限スペックで購入した。そのかわり量販店での販売価格の倍近くなったけど。

それが昨日販売開始となり、今日届いたのだ。喜々としてセットアップに励んだことはもちろんである。データはすべてクラウドにあるので、データのコピーなどをしなくていいのが楽だ。

RZ4をJ10と並べてみると、横幅は同じで、縦が少し大きくなっている。R8以来ジェットブラックモデルを使っていたのだが、RZ4にブラックはなく、なつかしの(レッツノートらしい)シルバーにした。

開いてみるとJ10より画面の縦幅がある。まあJ10がいわゆるワイド画面だったので、ノーマルに戻ったのだけれど。
なおOSは、Windows8.1をWindows7にダウングレードした。Windows8のタイル画面って、私には必要ないし、アプリも私の必要なものは全部デスクトップアプリだから。

やはり大きな違いは厚さだ。並べてみるとよくわかる。重さも2割以上軽くなっているので、セミナーツアやノマドワークでいつも持ち運びたい私には目下最適のマシンだと思う。

今日は木曜会。まちなか食堂(大谷食堂)で腰を落ち着けて酒をのみ、うまい食い物を食って、大満足だった。
酔ったイキオイで我が家に5人ほどでなだれこみ、女房が出張でいないのをいいことに夜中まで騒いでいた。^o^;
でも、昨日買ったところの泡盛全部飲まれちまったよお。ToT
おのれ若狭坊。でも彼はきっと埋め合わせに何か山の珍味を持ってきてくれるだろう。うん、きっとそうに違いない。

2014年10月22日水曜日

おじこさんに感謝

8月の終わりのこと、技術士会が「社会貢献活動報告」を募集してるよ、という情報をおじこさんからいただいた。おじこさんは機械部門の技術士で、東日本大震災後の東北支援講座やSUKIYAKI塾沖縄の見学ツアーに飛び入り参加してくれた元気な女性だ。

正直最初はあまりピンとこなかったのだが、考えてみれば「しがら組み」があると思い直した。
伝統工法の活用という点でも世の中にアピールしたいのは確かだが、それよりも視点・考え方として、「一般市民でもできるスキル」「人力施工ができる(=機械施工に頼らなくてもいい)」「広く薄く」といった治山、機械施工でありプロじゃないとできない現代の「土木」に対して「こんなアプローチもあるんじゃないですか」という一石を投じてみたかったので応募してみた。

ところが、よほど応募者が少なかったのか、何かがウケたのか、よくわからないが事例発表者に選ばれてしまった。
発表者は3名で、他のお2人は
「南相馬市放射能対策実証試験チーム」
「消費者安全調査委員会への貢献」
という、意義深い、あるいは高い社会貢献度を持った事例で、その中に
「伝統工法「しがら組み」のよる市民治山への取り組み」
ってのが混じっていて、いいのかなあ?オレだけスケール小さくね?とも思うのだが、まあNPO色丸出しで好きにやらせてもらおうっと。^o^
もしかすると技術士会は「こんなはずじゃなかった」と思うかもしれないが。^^;

しがら組みは、杭を等間隔(我々の場合で1.5m間隔)に打って、そこに縦割り(だいたい1/4割)にした竹を編み込んでいくだけのもので、産業高校の実習でやれるほど簡単な人力施工の簡易土留め柵だ。
昨年7月の高校実習での杭切り出し。
竹を切り出す。
杭打ち作業。
竹を編み込む。
完成。1年近くたった今は、すっかり
枯れた色になってなかなかシブい。
考えてみたら、チェーンソーでちょいちょいっと切り出した杭と(お金があればホームセンターで買ってもいいし、家の廃材でもいい)、その辺から切ってきた竹を使ってできてしまうものだ。
道具といえばチェーンソーが最大のツールで、あとはカケヤとナタくらいのもんだし。

でもそれくらい簡単なものだからこそ、「一般市民でできる治山」なのだと思う。
シカの食害がひどい。植林の手入れができないこともあるのだろうけれど、実感としてはシカ食害が山を荒れさせている主因だと思える。下草がないことが表土を不安定にし、ちょっとした降雨で濁水が出て、それがまたなかなか収まらない様子を目の当たりにしている。
もちろん1年に1回だけ、ほんの数10mだけしがら組みをやってもほとんど実効性はないことはわかっている。これは「こういう方法もありますよ」というアピールなのだと思っている。そこら中でみんなが「やってみよう」と思って取り組んでくれることが必要なのだ。

そういう意味で、小浜だけじゃなく、広く全国に「こういう取り組みをしてみませんか」という呼びかけをしてみたい。
そんな思いで募集して選ばれたので、これは「お付き合い」では決してなく、ちゃんと取り組みたいと思う。
事例発表会は来年1月24日(土)の午後、場所は神谷町の技術士会葺手第二ビルだ。
きっと金曜日に上京して、夜はSUKIYAKI塾東京の皆さんとうまい酒でも…なーんてことを言いだすと思うけど、どうかお付き合いをお願いできますでしょうか、東京のみなさん。

おじこさんとはもう2年か3年ほども会ってないと思うけれど、何かと情報を下さって、感謝している。
特に今回は彼女の情報提供がなければ、こんな機会があることすら知らずに終わっていたところだ。本当にありがたいと思うし、人と人とのつながりの素晴らしさを再確認した。
ありがとうございました。

2014年10月21日火曜日

酒がうまい季節

久々に暖かい1日だった。北日本は寒気があって寒いらしいが、西日本は暖気があって暖かい。今週は雨模様だが、今日だけは天気もよくなった。

雲は多いが上着がいらない暖かさで、これから寒くなっていく中、貴重な1日だ。
海の幸、山の幸が豊富な季節、困ったことに酒が欠かせない。
我が家の酒ストック場所を見れば、日本酒では留萌の「漁師の力水」、富山の立山、石川県珠洲市の「歩」、奈良の山鶴、米焼酎(球磨焼酎)では熊本の「心ゆくまで」と球磨拳、芋焼酎では熊本の「山河」と鹿児島の「薩摩宝山」、泡盛では忠孝13年古酒に「どなん」、そして秘酒ともいえる青ヶ島の「青酎」(麦、麦+サツマイモ)と先日新潟で購入した雪室熟成ワインが並んでいて、「くひひひ」と笑ってしまうイケナイおじさんなのでした。

2014年10月20日月曜日

でっかい梨

先日のこと、カチナノリさんから梨をいただいた。
これがでかいんだわ。

リンゴ(普通の大きさ)と比べてみるとでかさがわかるでしょう。
こんなに大きいと大味だろうと思って食べてみると、しゃっきりと甘い。うーん、美味い!
これは何という梨なんだろう。
SUKIYAKI塾の皆さんからいろいろといただきものをしている、おもらいさんなワタシなのだが、酒以外のものを久しぶりにいただいた。^^;

2014年10月19日日曜日

雪室視察その2

当初の予定では今日は長岡から小浜への帰路のみだったのだが、Kさんが情報をくれて、上越市にあるワイン工房に雪室があるのだという。時間もあるので上越に寄り道することにした。

米山SAで休憩。今日も実にいい天気。柏崎刈羽原発がよく見える。

佐渡島が横たわっているのだが、見えるかな?いい天気だが、それだけに海の上は少しガスが出ているかな。

今回の視察メンバーであります。まあ一応記念撮影ということで。

岩の原葡萄園に到着。雪室に入れた雪に水をかけて融かして冷水を作り、これで温度調節をするというシステム。対象がワインだけに、雪室貯蔵そのものでは温度が下がりすぎるのだろう。

雪は9月下旬に融けてしまった後だった。例年より1か月ほど早く融けたという。大きな倉庫の中にとにかく雪を満たすという感じだ。

床には雪が解けた水が溜まっていた。こういう密閉空間を作れれば、夏を越して雪を貯蔵できるということだ。さらにこの雪室の雪は融かして使っているのだから、雪室貯蔵ならもっと長持ちするだろう。

ワイン貯蔵庫。明治のものとのことで、石積み重厚な入口。

ずらりと並ぶワイン樽。貯蔵庫として使いつつ、公開展示もされている。

さらに古い国指定有形文化財の第1倉庫。日本のワイン醸造の草分け的事業所の倉庫が回収されつつまだ使われていることに感銘を受けた。

こちらの倉庫は雪冷熱ではなく、地下水で冷却していたとのことで、なんと手掘りのトンネルを40mも掘って地下水を取水し、これを循環して温度調節をしていたとのこと。明治の先達の知恵にまた感嘆。

葡萄園のレストランで昼食をとり、その後はひらすら小浜まで走り続け、5時すぎ到着。自転車で帰宅するとき、ちょうど夕焼けが始まっていた。我ながら信じられないようないい天気に恵まれた2日間であった。
本当に勉強になったけれど、これをできるだけ今年の活動に活かさねば。おおいにやる気もいただいた2日間であった。