2013年10月31日木曜日

桃栗三年柿八年

朝、起きると同時に枕元のスマホでメールチェック。すでにメールの山。気まぐれ技術士会は今年は6時前に発表したらしい。
「おお!」と思わず声が出てしまう合格連絡。
「え~」と一緒になってがっくりしてしまう不合格連絡。
毎年ながら悲喜こもごも。

たけしとあこちゃんと3人で、女房の実家に置いてある材料でロケットストーブ製作。しかし次々にメールが入ってくるので、結局半分以上家の中でメール処理していた。
模擬面接枠がどんどん埋まっていく。例年になく初日の出足が早い。それだけやる気がある、というか一所懸命なんだと感じる。

ふと見ると庭の柿の木がたわわに実っていた。ヤマナシもそうだけど、今年はいわゆる「成り年」なのだろうと思う。私は柿が好きなので、高枝鋏がない中で脚立も使って20個ほど収穫した。
桃栗三年柿八年と言う。きっと試験と同じなんだろうね。

2013年10月30日水曜日

落ち着かない夜

明日は技術士二次試験の筆記試験合格発表だ。
発表時間が午前0時を過ぎて間もなくだったり翌朝9時過ぎだったり、まったく技術士会のテキトーさに受験生がいいように振り回されているのは噴飯ものだが、とにかく今日はみんな心臓バクバクだろう。
私も毎年この日は祈りたい気持ちになる。
これまで何年も「今年こそ」という付き合いをしている人。
去年の口頭試験で涙を呑んでリベンジしている人。
そういう人たちの顔が浮かんでくる。

実はバイアさんからもらったとっておきの日本酒が手を付けずに置いてある。祝い酒にと思って。
明日はたまたま木曜会があるから祝杯はそちらのほうであげることになるけれど、明後日に封を切ろう。とっておきの肴を添えて。

あの人たちに幸あれ。

2013年10月29日火曜日

雑木の手すりが意外といい

上根来地区に加えて今度から関わらせていただくことになった加斗地区の活動第1弾、「笹谷ため池」の遊歩道仮補修を午前中実施。
私を含め3人か4人の作業だろうと思っていたら、加斗地区のシニア数人も来ていただいており、思いがけずにぎやかな活動になった。本当にありがたい。

ため池に影を落とす湖畔林の間に遊歩道が見えるだろうか。

日当たりが悪く湿気も高く、木製の遊歩道はかなり腐食が進んでいる。床板部分はコンパネでツギハギ補修した。この状況を今度の地区健康ウォークの時にみんなに見てもらって、補修に向けた機運を高めようというわけだ。

床板だけでなく、木柵もかなり傷んでいる。ボルトを締め直すだけではダメで、伐採した木を使って手すりも補修した。

伐採した雑木を使ってひょろひょろとした手すりをつけたが、これが意外に味がある。現地で調達できた材木(というか木)を使って手作りで補修し、それが傷んだらまた補修するというのも、また日本的で里山的でいいように思う。
やはりシニア世代の人たちと一緒に活動するといろいろと勉強になることが多い。
先輩方、ありがとうございました。

この遊歩道は、おそらく広域農道整備に伴うと思われるため池改修のときに整備されたものだが、その後管理は県から市に移り、市も十分管理はできていないようなので、アダプト的に地区が管理していろんな行事に活用していけばいいのではないかと思っている。このため池は広域農道に隣接し、さらにJAの直売施設や社叢林が貴重な神社にも近いので、一帯を地域の里山にぎわい拠点にできるような気がしている。
写真の四阿も遊歩道とともに整備されたものだが、春にはここも伐採したりして整備したいねえと話しつつ、今日の作業は終了。
思いのほか成果が出た作業だったと思う。やはり大人数でやると成果が出るから達成感もあるね。
今日もあれこれ腕を動かしたので右腕はいっこうによくならないけれど。^^;

そして私にとっては、地域のシニアの皆さんと一緒にわいわいと、堅苦しくなく活動できたことが何よりうれしい。「部外者の自分だけれど、受け入れてもらえたのかな?」と思えるときって、本当にうれしいものだ。
加斗地区の皆さん、これから3年間いろいろとお世話になりますが、どうかよろしくお願いします。

2013年10月28日月曜日

1時間で米袋1つ

秋も深まり、空気も澄んで天気がいいと外へ行かないともったいないと思うような季節である。
もう涼しいのを通り越して寒くなってきつつあるが、上根来は一段と秋が深い。

畜産団地から宗山を望む。草原はススキも枯れて黄色い世界になってきた。

アブラギリ収集ネットには実がどさりとたまっている。来月高校生と集めるのが楽しみだ。

少し周りに落ちている実を集めていると、もう芽が出ている実がある。台風のころに落ちたものだろうか。去年生えたと思われる高さ30cmあるかなきかのアブラギリもあった。まだ草としかいいようがない背丈だけれど、それでも一丁前に葉をつけている。たくましいなあ。
10月は鹿の発情期に入るらしく、とにかくあちかこちらからひときわ高く声が響いてくる。
こういう中で黙々と実を拾い、1時間ほどで米袋がいっぱいになった。まあ汗をかくくらいかなり馬力を出して働いたのだが、マイペースで動いたとしても、一日黙々と作業すれば大した量になるだろう。それを集落総出で一週間もやったらものすごい量が集まるのだろう。かつては米と同じくらいの生産高であったという記録が残っているけれど、さもありなんという感じだ。
アブラギリの実のようなものは典型的な低密度分散型資源だ。そんな言葉があるのかどうかは知らないが、とにかく「集める」ことに手間がかかる。手間がかかるということはコストがかかるから、なかなか商売としてはむずかしい。木の実とかきのこなども同じだ。ハウスみたいなところでまとめて作るから採算が取れるのだろう。山の幸は植林と同じで、それを採り集めることにコストがかかりすぎるのだ。
原価がいくらかかったからいくらで売るということではなく、いろんな山の資源で売れる値段で売って稼いだ金と、米そのほか取れた食べ物、その「見入り」の額・量に生活のほうをあわせて集落住民が暮らしていくという経済システムだったから、低密度分散型資源が相手でも成り立っていたんだという見方もあるだろうけれどね。

2013年10月27日日曜日

久々のダンボールハウス

食文化館開館10周年イベント「海の駅フェスタ」で子どもコーナーを担当。日用品楽器(ストロー笛、ガムテープ太鼓、ペットボトルギター)、竹水筒、ダンボールハウスと豪華一気出しメニューであった。

オープニングは「もちまき」。イベントといえばこれをやるのは小浜市くらいだと福井市方面の人に言われたが、まあとにかく盛り上がる鉄板メニューである。

ダンボールの街が出現していた。かなり楽しんでくれたようで嬉しい限りだが、完成すると満足して他のコーナーに移動するので、常に限界集落状態になっている。^^;
この日は風が強く、時折風速10m以上の突風が吹いて、ストローやらいろんなものが飛んでしまったのだが、ダンボールハウスもずるずると移動していた。
例によってこれ以外の写真はなし。とにかくこういう行事の真っ最中はけっこう必死になるのだ。

終了後まだ5時前だが「こてや」でお好み焼きを食べつつ打ち上げ。終了後、浜の湯に入ってまったりした。

今日はダンボールハウスが比較的ウケたのだが、子ども向けのこういうコンテンツって、何がどうウケるかは本当にわからない。ダンボールハウスも閑散としているときもあるし。まあ今日は小学生低学年以下の小さい子が多かったのもあるかな。親子だというのもあるな。こういうのってお父さんが比較的ハマるから。

2013年10月26日土曜日

黄金の左腕が

サポネット行事で鯖江に行ってきた。シルバー人材センターでのイベントに混じってNPO活動のアピールをするのが目的である。

台風の影響で時折強い風が吹き、テントをぎしぎしと揺らす中、ウェイトも何もないテントが立ち並ぶ。うーむ、鯖江のシルバー、怖いものなしか。
NPOの仲間たちと談笑したり、時折やってくる「お客さん」の応対をしたり、合間にPC仕事をしたり、さらに合間にあまりに寒いものだからユニクロへ車を飛ばしてウルトラライトのダウンを買ってきたりして終了時間となったので片付けに取り掛かった。
「事故は片付けの時に起こるんだから注意してね」
なんてみんなに言いながらパネルボードを片付けているときだった。
ぐぎっと左腕上腕の靭帯が傷んだ。
なんてことだ、右手も同じ症状がもう1か月以上続いているというのに、今度は左手までが同じ症状になってしまった。
靭帯を痛めているのだからできるだけ腕を使わぬようにしていたのだが、片付けの時間になって木が緩んでしまった。うう、痛いよお。
しかし明日は食文化館10周年イベントだから何も持たないというわけにはいかない。いや、かなり運搬作業をしなくてはならないし、ノコゴリやナタ、ナイフを駆使しなくてはならない。
仕方がないから、せめてそのあとは静かに日々を過ごすことにしよう。

帰宅後、夜に例のヤマナシのブランデー漬けをちょっぴり飲んでみた。フルーティーで甘く、こりゃあ美味い。年内に全部なくなるな、こりゃ。^^;

2013年10月25日金曜日

晴れ男が来た!

日曜日に食文化館10周年記念イベントがあって、私は子どもコーナーを受け持つことになっている。
食文化館海側のマリンデッキという屋根つきスペースが会場なのだが、海風の強いところでもあり、屋根も高いので、すぐに雨が吹き込む。今回はダンボールハウス作りをやるから、雨なんて降ったらぐちゃぐちゃになってしまう。だから雨が降ってもらっては大変困る。

さらに明日は朝から鯖江に行かなくてはならない。シルバー人材センターのイベントに混じってNPOへのシニア層参加を促す活動をするのだ。だから雨が降ってもらっては困る。

そこで今から雨乞いじゃなかった、えーと、晴れ祈願をしようと思う。
実は沖縄で大変効き目のある踊りを習ってきたのだ。^^
私が強く念じれば、雨雲は去り、風はやみ、太陽がさんさんと降り注ぐことだろう。

2013年10月24日木曜日

昭和だねえ

これは何でしょうか。
まあ写真をズームしたらすぐにわかっちゃうけど、箱などの字を読まないでわかったら大したもんだということで。
先日、友人の町屋の片づけに付き合っていたのだが、いろんなものが出てくるわけですねえ。

これは何なのだろうか。セットのピンセットからみると、どうやらトゲ抜きのようなのだが、それにしては大仰ではないだろうか。
まあ「古き良き昭和」なんだろうなあと思うのだが、私などは子供のころリアルにこういう世界に暮らしていたので、懐かしさもリアルなのですよ。
こたつにせよアンカにせよ油断すると火傷したし。

2013年10月23日水曜日

竹取の翁

日曜日のイベントのために(台風で吹っ飛んでしまわないことを前提に)竹を取ってきた。
竹水筒のために真竹を10本ばかり。水筒を30本ほど作れる予定だ。
そして竹とんぼやペットボトルギターのために孟宗竹を1本倒した。

竹は11月に着るのが一番いいらしい。それより前だとまだ柔らかいし、12月以降は春のタケノコのほうに栄養が行くので虫が食いやすいという。実際竹は虫食いには十分注意が必要で、私も笛などのためにずいぶん竹を切ったが、ずいぶん虫にやられた。
切ってきた竹は煮るといい。虫を殺すわけだ。でも竹を煮るようなナベがない。せめて笛用の長さ40cmくらいの細長いナベのようなものは作っておこうと思ってもう10年である。^^;

さて、真竹はノコギリで切って電動ドリルで穴をあけて水筒にするので、たとえ硬くても問題にはならないのだが、孟宗竹は子どもがナイフで竹とんぼを作ることを前提にしているので、あまり硬いといけない。そこで今年生えた竹を切ってきた。

これが今年生えた竹。節が白い。触ると白い粉というかチョークみたいなのが付く。

こちらが昨年以前の竹。節が黒くなってくる。これはもう一目で区別がつく。
今年生えた竹は、雑巾で(麻袋が一番いいが)ごしごしこするとテカテカと青光りする。昨年以前のものもテカテカにはなるが、色がくすんでいる。
今年の竹はまだ柔らかくて水分が多いから、これを切って竹とんぼなどに加工すると曲がってきたりする。でも柔らかくて加工しやすいから子どもの工作にはいい。8月ごろなんて小学校低学年でも楽に削れる。(だから私は夏に竹工作をやることが多い)
また香りが強い。かっぽ酒にするなら今年の青竹ですな。青竹は、米と水を入れて熾火で炊くと、実にいい香りの美味いご飯ができる。
対して昨年以前の硬い竹は長持ちするものにいい。だから竹水筒用の真竹は今年のものにこだわらなかった。

竹でいろんなものを作る活動は、先日25歳になった息子が小学校5年生のころからやっているから、もう15年近くなる。そのせいか、今でも竹林に入るとワクワクしてくるし、竹林を見ると「これで何か作れないかな」と思ってしまう。
今年、沖縄で琉球村に行ったとき、入口すぐのところに竹がわさっと生えてきたときには見入ってしまったものだ。竹って南にいくほど節間が長くて薄くて硬い、笛にピッタリのものがあるからねえ。

15年ほど前に篠竹で作った篠笛。

2013年10月22日火曜日

しっくり

ずいぶんと肌寒くなった。こうなると熱燗の季節である。
こういうとき、魚の美味い土地に生まれ住んでいることを感謝する。
魚は、特に刺身にするとその本来の味がもろに出てくる。新鮮であるがゆえのうまみももちろんあるのだが、新鮮であることを大前提にすると、その本来の味による違いが如実になる。
それは何の違いなのかはよくわからないが、水温とか水質とか、まあいろいろあるのだろう。
そしてそれには、どれが美味くてどれが美味くないといったものはないように思う。
私はやはり小浜の市場に上がる魚をずっと食べて育ってきたので、小浜の魚が一番しっくりくる。
北海道の魚、キンキや八角、ソイなんかは本当に美味い。
秋田のハタハタもタハタハ的に美味い。
高知のカツオやウツボには参った参ったである。
でも小浜の魚は私の体や味覚にしっくりくる。
今は幸いなことに、魚屋さんにしても居酒屋にしても、しっかりいいものを仕入れてきてくれている。というか、美味い魚で美味い酒を飲みたいときにはそういう店に行く。そういう店がある。
そして熱燗には清酒「わかさ」が合う。いろんなところの絶品の日本酒はもちろん美味いのだが、やはり小浜の酒が一番しっくりくる。

かくして小浜の酒と小浜の魚でふわんといい気持になる季節が到来するわけである。笑。

2013年10月21日月曜日

アブラギリの課題解決

ずっと取り組んでいるアブラギリの圧搾油採取。
 ①いかに効率よく集めるか
 ②いかに効率よく殻を割って種を取り出すか
 ③いかに効率よく油を搾るか
 ④その使い道
この4つの課題がある。

【課題①:収集】
基本的には山を歩き回り、人海戦術で拾い集めればいいのであり、かつてはそうしていた(そこでは子供も重要な戦力だった)が、人件費が高く少子高齢化の進む中では、人件費を考えなくてもいいボランティア活動でない限り、やはり現実的ではない。

でもまあ実際のところ、効率のいい収集方法は現段階ではまだしっかりとは見つかっていない。ネットを斜面に張って末端に集めるということは確かにできたのだが、今のところネットを張る労力が歩き回って拾い集める労力に比較して十分小さいとはいえない。
このネットが最小限のメンテナンスで冬を越え(2mの積雪で壊れずに春を迎え)れば、ライフサイクルコスト的に効率がよくなってくるのだが。
がんばってくれよ、ネット君たち。

【課題②:殻割り】
殻を割って種を取り出す工程だが、今夜、かなり方向が見えた。

まずはモルタルミキサーに実を入れる。容器内面には凹凸をつけた薄い鉄板が貼ってある。
なーんて言うとたいそうな加工をしたみたいだが、薄い板を金挟みで切って、裏から釘を叩いて突起をいっぱいつけたものを両面テープで貼っただけである。
しかしこれがなかなかの破壊力で、殻はかなり割れる。もっとも種まで割れるものも少し出てしまうが。殻が飛び散らないように針金とビニールとマジックテープでフードも作った。^o^

次にこれをふるいにかける。15ミリから5ミリまでの6段階。これを自動ふるい機にかけると、まだ割れていない実、種を主体に殻が混じったもの、細かい殻の破片と壊れた種、もっと細かい殻の破片に分けられる。
壊れた種はあまり多くないのでロスとして許容できると考え、種が多い2つのふるいの中身を使うことにする。

さらにこれをとう箕(みの)に入れてブロワーで風選する。殻が飛び散るので網目4ミリの防風ネット(実の収集のために斜面に張ったネットと同じ)をかぶせてみるとなかなかよろしい。
ただ風量や風向の調整がむずかしいので、とうみのような器具を活用するといいのではないかなと思った。

選別した種。かなり効率的に選別できたと思う。
若狭東高校にもともとあった土木用の試験機器を使いまくっているわけだが、こういう普通にはない機器があって、こういう活動に使えるということが地域資源なんだと思う。

【課題③:圧搾】
これは昨年度、自動車板金用の油圧プレスを使って圧搾する方法を考え、かなり効率化した。

問題は治具で、粘りの強い桐油を効率よく集める部分で課題を残した。
これについては目下開発中である。N木、頼んだぞ。

【課題④:活用】
今年から来年にかけてのテーマだな。ニス、撥水剤、耐水紙(油団)などなどいろいろありそうだが、いかに付加価値を持たせるかの勝負だ。

あれこれ考えていることはあるのだが、来年度ぜひ形にしていきたい。

おー、こうして書いてみるといかにもきちんとステップごとに課題を整理して、ちゃんと取り組んでいるみたいに見えるじゃないか。

2013年10月20日日曜日

この浄き食をうく

義父の遺骨を東本願寺に納骨してきた。親というものはまあ普通全部で4人だから、めったにない経験なわけで、非常に興味深いというか、印象に残る出来事だった。

東本願寺というお寺、これまであまり気にも留めなかったのだが、中に入ってみるとでかいんだなあこれが。さすがである。
受付をして参拝招待所で待つことしばし、大寝殿というところで法話を聞き(午後の部は別の部屋だったから、まあ大勢入れるように柔軟に割り当てられているようだ)、それから御影堂に移動してお経をいただき焼香する。言葉にするとこれだけだが、それにたっぷり2時間かかる。なかなかにハードである。
そしてただひたすらに「でっかい」「大勢」であった。一人で静かに深く祈るのも宗教だが、大勢がわあーっと決められた所作をするのもまた宗教だなあと、これは極めて肯定的にそう思った。

終了後、おとぎ(食事)をした。精進料理である。京風の味付けで大変おいしくいただけた。「浄き食」とあるが、これなら本当にそんな気になる。
ともあれ、貴重な体験をさせてもらった。

終了後、電車と車で帰宅。早速ラガーマンさんにいただいた黒ホッピー(もう残り半分になってしまった^^;)を飲み、世俗の中に戻ってまいりました。笑。
そんな中、11月の旅程がほぼ決定。何が笑ってしまうといって、「ホテル住まいでも夜はskypeで模擬面接ができるかもしれない」と思ったものの、「あ、でもこの日はきっと飲むだろうからskypeは無理だな」という日を除いていったら、残り2日だけになったのであった。

2013年10月19日土曜日

命がけの自転車生活か?

義父の納骨(お墓への納骨はお葬式直後にやっているが、総本山への納骨をしなければならないらしい。よく知らないのだが^^;)のため、女房&娘と京都へ。
京都へ行く前に、一度京都を素通りして大阪へ出て昼食(飲茶で腹いっぱい)をとり、女房たちがバッグだか何だかを買いに行っている間に、久々に日本橋電気街へ。とはいっても特に買いたいものはないんだけどね。まあ面白いものがないかなと思って行ってみただけで。
夕方京都に入り、夕食は前にも一度来たベトナム料理の店で。

前に来た時も写真入りで書いたと思うが、一方通行の狭い道を、車道、自転車レーン、歩道にきっちり分けてある。
車道幅は普通車の車幅ギリギリである。そして赤いような茶色いような線を境に、人間の肩幅あるかなきかの自転車レーンを設けてある。それも両側にである。そしてその外側は歩道である。
人も自転車も車もギリギリスペースを分け合おうということですな。すごいねえ、京都市役所の技術職員。^^;

ベトナム料理と酒を堪能。写真はカエルのから揚げ。
いやあ、昼は中華、夜はベトナムとアジアンな1日でありました。

2013年10月18日金曜日

気持ちのいい空間

寒くなりましたねえ。カッターシャツだけではちょっと寒いのでジャケットを羽織るようになったし、帰宅してジャケットを脱いだらジャージを着るようになった。
そろそろ熱燗が欲しくなるねえ。えへへ。
前置きはともかく、月末の作業の下見に上根来へ行ってきた。

秋の涼しさがひときわ感じられる上根来。いつものKさん宅。このアングルは最も上根来らしいともいえるのではないかな。

月末に「宗山ビュー」を施工予定のポイント。森林組合が作った作業道の一部だが、ここからの眺望はもちろん、このあたりが実に気持ちのいい空間なのだ。

写真ではぜんぜん表現できないのだが、空間の広がりといおうか、風が気持ちいい、ちょうど暑くもなく寒くもない日にここでベンチに座って本を読んだり口笛を吹いたりふらりと歩いたりしていたら気持ちいいだろうなあと思う広がりと空気をもった空間だ。
この空間の気持ちよさって何なんだろうね。五感のうち「見る」と「感じる」(気温や風を)を主にした快感なのかなあ。なんというか、四方からやって来る感覚で「広い」って感じるときってあるでしょう。あんな感じ。わからないか。^^;
とにかくこの気持ちのいい空間を一休みポイントにするのは大いに賛成である。

「ここにベンチを作ろう」とKさんと話していたポイントのすぐ後ろにクルミの木が生えていて、そのあたりにクルミがいっぱい落ちていた。
秋の様々なキノコを使ってクルミ和えを作ると、これがウィスキーに合うのですよ。って、結局飲む話ばっかりだけど。^o^;
そういえば我が家のヤマナシ酒もヤマナシブランデーもいい具合になってきた。特にブランデーはもう十分飲める感じだ。名古屋方面の酒飲みどもがやってくる前に全部飲んでおかねば。

2013年10月17日木曜日

ここるめし

中間支援NPOに関する先進地視察で鯖江市へ。
まずは西山公園の近くにあるコミュニティレストラン・ここるへ。嚮陽会館の1階南側にあるお店で、障害を持つ人の就業支援と地産地消を目指すNPO「小さな種・ここる」運営のカフェレストランで、ランチは薄味でヘルシーで丁寧に作ってあって、実にうまい。体の中のどこにもつっかえずにすーっと胃の中に入っていく感じで、心も健康になりそうだ、写真を撮っておかなかったのが悔やまれる。
お勧めのお店ですよ。鯖江にお越しの際はぜひ。近くの西山動物園ではレッサーパンタも見られます。

お腹も心もふくれてNPOセンターへ。サポネットでコンソーシアムを組んでいるさばえNPOサポートが指定管理を受けて運営している施設だ。

さばえNPOサポートでは実質一番偉いS局長と、性格間違いなくMのまっちゃんに説明と案内をしていただいた。実にけなるい(小浜弁)施設であるなあ。

こういうことをするたびにいつも思うのだが、こうして自分の五感で体感することはすごく大事だなあと再認識。セミナーオフシーズンになるとついつい小浜に引きこもりがちになるのだが、やっぱりフットワーク軽く出歩かねば。

しかし外で食べると、改めて小浜の食べ物屋さんにないものがよく見える。
①ヘルシーが前面に出ている店がない。周辺の町にはあるのに。
②素材の質に依存しているのか、値段に比例するのは量だけで、ワンランク高い料理を頼むと、その分だけ手をかけたものが出てくるのではなく、素材そのものが高いものか、量が多いものしか出てこない。同じ御食国でも淡路にあって小浜にないものだ。
まあこんなことを書くと「わかってない奴が勝手なことを言って」と思われるかもしれないけど。^^;

2013年10月16日水曜日

賢治さん、またヤマナシが

これで今年最後の台風になってくれるのだろうか。伊豆大島はじめ被災された皆様にお見舞い申し上げます。
小浜では雨模様で時折激しく降る一日になった。どちらかというと風が強い。
いろんな荷物をゲストハウスに搬入して車を少しでも空けたいのと、この強い風できっと残ったヤマナシが落ちているぞという目論見から、上根来へ車を走らせた。

中の畑堰堤はどうどうと濁水を落としていた。水量は確かに多いが、先の台風とは比較にならない。

遠敷川も小浜弁で言うところの「だだ濁れ」になっていた。

上根来集落へ登るワインディングロード手前の堰堤も瀑布と化していた。こんな上流でも濁りがひどいのは、先の台風で土砂が露出している箇所が多いからではないだろうか。

道路には杉葉が散乱していた。アブラギリもほとんど落ちているようで、道路上には黒い実が散在している。
ヤマナシは大きなレジ袋にたくさん採れた。前回採った木の裏のほうにもう1本ヤマナシの木があって、小ぶりな実をたくさん落としていた。これはもう1ビン酒が造れるぞ。へへへ。

2013年10月15日火曜日

トレペ

テレビを見ていたら、沖縄と大分ではトイレットペーパーの使う量がぜんぜん違っているという話をしていた。
沖縄では2m以上引き出すなんてざらで(そのうえ畳まずぐしゃぐしゃにして使う)、大分では数10cmがいいところらしい。多少誇張もあるのかもしれないが。

先に大分県民であるムラりんさんが沖縄を訪れ、でいごの会の面々と飲んだことがあったが、トレペを盛大にガラガラと引き出しぐしゃぐしゃにして使うでいごの会の面々に挟まれて、ムラりんさんがカラリと少しだけトレペを引き出して大事に大事におしりをふく姿を想像してしまった。
ちなみに私はウォシュレットでない場合、1mくらい引き出して使います。

尾籠な話で申し訳ない。

2013年10月14日月曜日

人力作業だ!

3連休最終日は明通寺プロジェクトの現地作業。小水力発電を目的としたNPO「若狭くらしに水舎」の活動だ。
作業人数は予想外の2人。これは困ったなあ、俺も作業しないとどうにもならんぞと思いつつ、腕は相変わらず痛いが腰はもう大丈夫かな?と恐る恐る作業開始。

やったことは極めて単純というか肉体労働というか「発電」なのにこんなので大丈夫か的なことで、大きな転石の隙間に横と上から穴を掘って水みちとし、ここに塩ビをぶちこむだけ。

まあこれは試験的作業なので午後からもう少し大きい塩ビに差し替えたが、基本的にはこういうすごく単純かつ不安定な取水施設である。当然ながら出水すると取水口が埋没するし壊れるかもしれないし、そもそも日常的な目詰まりの問題もおおいにあるだろうけれど、そのあたりは「様子を見ながら考える」につきる。

午後から作業員4人になって2箇所で取水施設のための作業。
バールとスコップと手で土砂を掘り、転石を動かし、石を積んで流路を作ったり塩ビを被覆したりという、典型的手作業。河床の石を選んで手で積み、噛み合わせを確認しては向きを変えたり石を変えたり、隙間に小さな石をくさびに打ち込んだり、まあ昔の棚田なんかの石積みを人力作業で積み上げた作業をちょっと経験したような、極めてプリミティブな作業体験でありました。
トラックが横付けできる現場でお金もあったら、トラックに発電機積んできてブレーカーで割ったり、達磨ポンプで転流してドライワークでモルタル使って遮水性の高い石積みにしたり、いっそのこと頭首工構造にしたり、まあいろいろできるのだろうけれど、今回は人手で時間をかけて脆いもの・メンテが必要なものを作った。

これってしがら組みに似ているなあと思った。当然効率はよくないし、ライフサイクル的にも脆弱なもので、「現代的」ではない。
土木技術者の自分にとって、機械化することによって人の負担を減らして頑丈なものを省力的に短時間で作るという土木の考え方は「当たり前」だったけれど、それはプロじゃないとできなくて、かつ単位面積あたりのお金もかかるものだ。
一般市民にはそのような土木スキルはないし何より時間がない。社会の分業化が進んでいるから、みんな自分の仕事に専業になっている。
結果、みんなから預かった税金を使ってプロがしっかりしたものを作る。

対して、しがら組みは素人施工だ。自然素材で人力で脆弱で長持ちしないものを作る。それでも私はこれも土木だと思う。今の土木とはまったく違う土木だ。
そのほうがいいとか、それがNPOだとか、そんな非現実的ドリーマー的なことを言うつもりはさらさらないが、そういったことが意味を持つ部分、役立つ部分もあるのではないか(ここでも「あるはずだ」などとは言わない)と思ってやっている。
…なーんてムズカシイことを書いたが、現実には「うおりゃー」と石を動かし、「そこの石割ってまえー」とバールでどつき、まあそんなもんですわ。^o^;

2013年10月13日日曜日

まちなか夢通り#7

3連休2日目は「やさしさいっぱい!まちなか夢通り」。今年で7回目になる。
昨日の旭座ジャズナイト以上に運営がこなれてきて、実にスムーズ。

商店街理事長の開催挨拶。理事長はじめ、本当にがんばっている商店街である。

WACおばまは今年も「一日子ども店長」を実施。15人が6店舗で一日店長を務めてくれた。ありがとうね。

フリマやバザーなど、参加団体はこれもこなれた運営。今年は天気もよかったせいか、例年にない人出だったように思う。

今年のスペシャルゲスト、ブリッツ&スカッシュブラスバンド。大阪でストリートライブをやっているブラスバンドで、ブラバンの世界では別格扱いの高校ブラバンのOB選りすぐりのバンド。ニューオーリンズジャズだが、実際にアメリカ公演もやっている。楽しくパワフルに演奏してくれて、中学校ブラスバンド部の子どもたちとも共演してくれた。いい経験になったねみんな。

立体駐車場の上からもちまき。
中央が市長。向かって左のハッピを着た女性は小浜市出身の元女子プロレスラー紅夜叉さん。そしてブリッツ&スカッシュのメンバー。社協と共同募金の理事長・会長に子ども店長を務めた子どもたちも加わってもちまきが始まった。

もちまきって不思議なもので、「もちを取り合う」という争いなのに、みんないつも笑顔。楽しいことに我を忘れた笑顔。終わるとみんなで拍手して解散。いいなあと思う。
終了後、当然のごとく懇親会。毎晩深夜まで飲んで帰っているので、さすがにへろへろであるが、楽しい日々でもある。

2013年10月12日土曜日

旭座ジャズナイト#3

NPO三昧の3連休。
今日と明日は「食のまつり」だが、それに相乗りしてイベントを開催する。
今日は3年目となった「旭座ジャズナイト」。100年以上前に建てられ福井県で唯一残る芝居小屋であり、今はもう廃屋状態になっている旭座を再生するため、活用提案のひとつとしてジャズバーを年1回だけ開いている。

宵闇の中に浮かび上がる旭座。さすがに3年目になってくると段取りするほうも試行錯誤がなくなってきて、スムーズに準備ができた。

白井敦夫さんのステージ。毎年本当にありがとうございます。
私はというといつも夕方から飲み始めて、酔いに任せてふらふらと客席後方で楽しんでいる。いい夜なのだ。

2013年10月11日金曜日

きのこが生えた

上根来プロジェクトの中で、昨年度アブラギリを榾木にしたヒラタケがどわっと生えたとM先生から連絡をいただいた。

プランターに植えた菌床からわしゃわしゃとヒラタケが。私は旅が多いので世話ができないということで手を出せないのだが、学校でこういった取り組みをしていただけるのは本当にありがたい。M先生がまめに世話をしてくれていればこそだなあ。

きのこを収穫して料理に挑む高校生。嬉しい光景である。

上根来は秋が深まり、アブラギリはかなり実が落ち、葉も枯れ始めている。ヤマナシもかなり熟してサルに食べられたものが多くなっている。
あと2か月くらいだけど、これからが活動本番だ。