2013年10月23日水曜日

竹取の翁

日曜日のイベントのために(台風で吹っ飛んでしまわないことを前提に)竹を取ってきた。
竹水筒のために真竹を10本ばかり。水筒を30本ほど作れる予定だ。
そして竹とんぼやペットボトルギターのために孟宗竹を1本倒した。

竹は11月に着るのが一番いいらしい。それより前だとまだ柔らかいし、12月以降は春のタケノコのほうに栄養が行くので虫が食いやすいという。実際竹は虫食いには十分注意が必要で、私も笛などのためにずいぶん竹を切ったが、ずいぶん虫にやられた。
切ってきた竹は煮るといい。虫を殺すわけだ。でも竹を煮るようなナベがない。せめて笛用の長さ40cmくらいの細長いナベのようなものは作っておこうと思ってもう10年である。^^;

さて、真竹はノコギリで切って電動ドリルで穴をあけて水筒にするので、たとえ硬くても問題にはならないのだが、孟宗竹は子どもがナイフで竹とんぼを作ることを前提にしているので、あまり硬いといけない。そこで今年生えた竹を切ってきた。

これが今年生えた竹。節が白い。触ると白い粉というかチョークみたいなのが付く。

こちらが昨年以前の竹。節が黒くなってくる。これはもう一目で区別がつく。
今年生えた竹は、雑巾で(麻袋が一番いいが)ごしごしこするとテカテカと青光りする。昨年以前のものもテカテカにはなるが、色がくすんでいる。
今年の竹はまだ柔らかくて水分が多いから、これを切って竹とんぼなどに加工すると曲がってきたりする。でも柔らかくて加工しやすいから子どもの工作にはいい。8月ごろなんて小学校低学年でも楽に削れる。(だから私は夏に竹工作をやることが多い)
また香りが強い。かっぽ酒にするなら今年の青竹ですな。青竹は、米と水を入れて熾火で炊くと、実にいい香りの美味いご飯ができる。
対して昨年以前の硬い竹は長持ちするものにいい。だから竹水筒用の真竹は今年のものにこだわらなかった。

竹でいろんなものを作る活動は、先日25歳になった息子が小学校5年生のころからやっているから、もう15年近くなる。そのせいか、今でも竹林に入るとワクワクしてくるし、竹林を見ると「これで何か作れないかな」と思ってしまう。
今年、沖縄で琉球村に行ったとき、入口すぐのところに竹がわさっと生えてきたときには見入ってしまったものだ。竹って南にいくほど節間が長くて薄くて硬い、笛にピッタリのものがあるからねえ。

15年ほど前に篠竹で作った篠笛。

2 件のコメント:

  1. かぐや姫が月へ帰る日がやってきました。竹取の翁は哀しくて仕方ありません。
    そこで、翁は雨乞いをしました。すると、あっという間に時間雨量100mmを超える大雨になり、特別警報まで発令されてしまいました。そして、月は隠れてしまって、かぐや姫は月に帰ることができずに、ずっとずっと翁と一緒に暮らしましたとさ。めでたしめでたし(^^)

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  2. しかし翁は水害ボランティアセンターに詰めなくてはならなくなったので、かぐや姫とは一緒に暮らせませんでした。
    いやだああああ

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