2018年11月1日木曜日

第7回しがら組み

今日は若狭東高校の実習として「しがら組み」の製作である。今年で7年目になった。7回のうち1回は熊川宿で作っているから、上根来では6件目のしがら組み製作になる。

上根来までの道中、アブラギリは葉が色づき、落葉しつつあった。今年はけっこう「豊作」のようだ。

上根来集落入り口。落ち葉が道を埋め、一番きれいな季節になっている。

雪室は清掃が終わり、1月(?)の雪室作りを待つばかりになっている。

10時過ぎ、作業開始。竹にナタを入れて割っていく。「木元竹末」といって、木は根元から、竹は先端から割っていくといい。

ある程度割れたらバールや木の棒をはさんで、一気に割っていく。両側から引っ張っても割れる。

竹割りが終わったら杭打ちである。今回は道路施工時のものと思われるコンクリートのバカ打ち箇所があったりして苦労した。

杭が打てたら竹を編み込んでいく。ここまでくると作業は早い。

完成。今回は延長30mのしがら組みができた。いつも思うが、完成直後のしがら組みは美しい。

昼食後、畜産団地跡でアブラギリの実拾い。9月17日に張っておいた網に集まった実を拾う。

盛土法面に網を張って、小段のところにポケットを作っておいたのだが、たくさん集まっていた。
途中で雨が降り出したので作業は中止。70~80kgほど集まったようだ。
アブラギリは、あこちゃんが文化財用塗料としての桐油というニッチ市場の開拓を目指して、補助金ももらいつつ、NPO法人「若狭くらしに水舎」のほうで取り組んでいる。もともとWACおばまと若狭東高校のコラボで始め、HC財団の補助金ももらってステップアップしてきた事業だけに、なんとか採算事業化できると嬉しい。がんばれあこちゃん。

作業終了後、山を下りるときに雨上がりの木漏れ日が水蒸気の中で幻想的なモノクロ風景を作っていた。

市街地まで降りてくると、虹が出ていた。帰宅したのは午後4時すぎ。体も冷えたので、トンデモナイ時間ではあるが風呂に入った。
さあ、これで地元での活動は一区切り。明日からは口頭試験ツアーに入る。

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