2017年3月24日金曜日

常識知らずですまぬ

久々にNPO活動はおやすみ。毎日肉体労働じゃ身が持たん。^^;
でまあ落ち着いて添削ができているのだが、毎年感じていることをひとつ。
私の受講生は20代から60代まで幅広いのだが、年齢差以上にすごい差だなあと思うのが日本語力、文章力である。
すらすらと流れるように読めてすいすいと内容が頭に入ってくる文章が書ける人もいれば、何を言いたいのか何度も読み直さないとわからず、それでも「きっとこんなことを言いたいのだろう」と推定するしかできない人もいる。
掛かり受けや「てにをは」などの国語の基本ができていない人も毎年数人いる。
そんな一部のスキもない完璧な日本語をあやつれと言っているわけではないのだが、やはり国語の基本ができていないと人間として(社会人として)下に見られると思う。技術力以前の問題だ。
そしてそれは一朝一夕では身につかないし治らない。知識は一夜漬けでも身につくが文章力はそうはいかない。
なので、そういう人には心を鬼にして、文章力がないことを直言し、試験に合格するだけでなく、今後の人生できちんとした社会人だと見られるためにはまず国語を学ぶことを勧める。

…などとエラソーなことを言っているが、国語にケチをつけるならオマエのマナーというか社会常識はどうなんだと言われそうなくらい、私もそのあたりはハズレ気味だろうという自覚はある。特に服装かな。いろいろな場での服装も、標準よりかなりカジュアルなほうに振れていて、私の中では許容範囲なのだが、そうは思ってなさそうな人も時々いて、目で私を叱っていたりする。その上ヒゲだし。
そのあたりに無頓着なのは、中身にこだわりたいと思っていることの裏返しなんだろうな。
そう思うと、中身以上に外見にこだわる人も確かにいるだろうと思うから、そういう人には怒られるよなあ、オレ。
人前で講義などするにもかかわらず背広じゃないわ、ネクタイは締めないわ、カッターシャツは真っ白じゃないわ、第1ボタンは止めないわ、冬は黒いタートルネックを平気で白いカッターシャツの下に着るわ、ズボンはチノパンの上に折り目もないわ、ベルトも靴も靴下も黒じゃないわ、髪の毛は分けてないしないわ、ヒゲだわ…うーん、こりゃあ怒られて当然か。^^;
…などと自覚しながら、明日もそういう格好で平気な顔して学会研修会で講義などぶちかます私なのでありました。

市長は背広ネクタイなのにオマエは何だ!という話だね。^^;

2 件のコメント:

  1. sonny@シラフではない2017年3月25日 3:46

    確かに国語力がないなぁと感じる人はいますね
    添削したものは良くなりますが、試験会場で書く文章は添削とかしてもらえないのだから、おそらくまともな文章にはなっていないことでしょう
    そのあたり、どういうふうに採点されているかわからないけど、苦労も多いでしょう
    もしかしたら問答無用で、苦労などないのかも知れませんが (笑)

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  2. 私も筆記添削時には「今しっかり文章を書いておかないと本番ではもっとグダグダになりますよ」と注意していますが、文章で落とされているということがあっても不思議じゃないですからねえ。
    「大人の文章力を注意する」なんてなかなか誰もやらないだろうからここまで来ちゃったんだなあ…と気の毒に思います。

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