小浜第二中学校の「ふるさとウォーク」が行われ、ボランティアとして中継ポイントでの整理やら写真係をやらせてもらった。
全校生徒が42.195kmを踏破するイベントで、小浜中学校と二中が同じ行事を同時にやっているのだが、二中はルートが複雑なため、父兄や地域の人たちなどからボランティアを募り、多くの人がこれに応えている。私は浜中校下民なのだが、浜中はボランティアを募っていないので、警察協助員の縁で二中のお手伝いをしているというわけだ。
朝7時過ぎに多田寺へ。7時40分過ぎ、まだまだ元気な中学生が到着。
階段下からではあるけれど、多田寺にお参り。これから辛いウォークだけどがんばれよ。
多田寺の役目が終わったらすぐに神宮寺へ。ボランティアの人手が厳しいので掛け持ちだ。
9時半ごろいったん終了。女房とおちあって朝モスして帰宅すればもう11時前。2時前に再び同じ所へ行かなければならない(逆回りルートの子どもたちが神宮寺と多田寺にまたやってくるのだ)から、あまりのんびりもしていられない。
PC仕事を少しやって、明日の上根来の作業準備をしたらもう時間だ。再び神宮寺へ。
午後は、子どもたちの歩くスピードにも差が出て、1班来たと思ったらずいぶん待って2班目を出迎えるというパターンで、時間が有り余る。
午前中、参道にいっぱい落ちているシイの実を拾って食べたのを思い出して、30分ほど集めてみたら、ポケットいっぱいになった。
シイの見事な巨木が群生する社叢の中にいると、ぱさり、ぱさりと実が落ちる音がする。私はこの森の中で実の落ちる音するひとときが大好きだ。森が生きているのがよくわかる、本当に豊かな音だ。
しばらくして多田寺へ移動。それから2時間もいただろうか、遅れている班ほど子どもたちは疲れ切り、笑顔も消えていた。でもきっといい経験になると思うし、何より自分の体や心に無理をかけないようなことばかりしていたのでは、心身はたいして鍛えられない。私はもう無理の利かないトシになってきたなあと実感する最近なのだけれど、中高生のころの部活を中心とした鍛錬をやっていなかったら、もっともっと無理が利かなかっただろうなと思う。
シイの実を持ち帰り、水を張ったボウルに開けて虫食いを取り除いた。女房が炒って学校に持っていくようだ。シイの実を拾ってポケットに入れて、取り出しては食べながら遊ぶような子が今の時代にいるのかどうかわからないが、ほの甘い味は秋の真っ赤な夕日の中で遊んだ記憶としっかり結びついている。
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