2015年10月17日土曜日

竹と汗にまみれて

加斗小学校のしがら組み第2日。9月29日に伐採した竹を学校まで運び、しがら組みを作る。今日は完成させるぞと思っていたのだ。朝のうちは。ちなみに今日もメンバーはたけしと私の2人。

笹谷に行ってみると養鯉業者が池の水を抜いており、すっからかん。びっくり。まあこれh本論に関係ないのだが、まあそういうことがあったということで。
先月切り倒しておいた竹を引きずり出し、ナタとハンマーとバールで縦に2つ割にする。ナタをハンマーでたたき込み、割れてきたらバールをツッコミ、これを竹の根元に向かって両腕で引っ張って割れ目をバリバリと広げる。真ん中くらいまでこうしたら、2人で力任せに両側に引っ張って竹を真っ二つに割く。

これを延々と繰り返して、ごらんの状態になった。人力で2人だけでやった量とはとても思えぬ。
ここで昼食。午後はけっこう余裕かなと思っていた。このときは。

地区の業者さんに協力いただき、トラックで学校へ運搬。荷台で竹がぎしぎしいってる。

学校に到着した竹と、これをどうするんだとボーゼンと見守るたけし。
で、まあこのあとの作業であるが、
①竹をさらに竹に2つ割りにする。つまり1/4に割くわけですね。
②竹の節を取る。
③すでに打ち込み済みの杭に竹を編み込んでしがら組みとする。
という3ステップである。
まずは①に取りかかるが、どうにもうまく割けない。高校生と一緒にやるときはナタをカケヤで叩きながら2つ割りにするのだが、面倒なので(2人でそれをやっているといつ終わるかわからないので)、午前中と同じく、途中までナタで割いて、2人で左右に引っ張って割いてみるのだが、なかなか等分できず、どちらかが使えないくらいに細くなってしまう。
これではイカンと丸ノコを使ってみるが、どうにも時間がかかる。
結局ナタでちょっとずつ割っていくようにしたのだが、どうにも時間がかかり、ついに今日中に割き終わるのはあきらめて、とりあえず割いたものの節抜きを始めた。
これがまた時間がかかる。一節ずつハンマーで割っていくのだが、なにせ数が数である。
結局5時すぎに時間切れ中断。竹を所定のところに運搬して、散らかった学校前を掃除し(これらにも30分以上かかった)、今日は終了。①と②の半分くらい終わったかなあ。
こんなに時間がかかるとは思っていなかった。やはり数が膨大なのである。対して人数は2人だけ。
日数=工数÷リソースという工程管理の基本式に当てはめれば明らかなように、とてもとても簡単に終わるような作業ではなかったということを痛感した。

朝の9時から夕方の5時半までひたすら肉体労働をして、腰はぎしぎしいうのは無論、左手の肘が痛い。うーむ筋肉痛ではないぞこれは。
ビール飲みたいビール飲みたいビール飲みたいとうわごとのように繰り返しながら帰宅。とるものもとりあえずノンアルビールを一気のみして風呂へ。電子ブックを読みつつじんわりと暖まり腰が楽になってきたので上がり、今度はホンモノのビール(ただしプリン体オフの第三のビール)を飲みつつ夕食。
疲れた体にビールがモーレツに効いて、ソファでうたたね。極楽といえば極楽なのだが、傷ついた男が体を横たえ、静かに回復を待っている図でもあった。
明日は午後から研修会(今度は受講)があるのだが、その前後にしがら組みをまたやらないといけない。
55歳目前のこの体は持つのだろうか。

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