アブラギリを一緒にやっている若狭東高校の課題研究発表会があった。ほとんど生徒と父兄だけど、その中に紛れ込んで見させてもらった。
生活科学科は薬膳料理に取り組んだ。限られた時間の中でがんばったなあと感心。
産業技術課の生産コースはLEDと栄養液で土を使わず屋内で野菜を栽培する「野菜工場」。先進的な取組で、すっごく興味をひかれた。
そしてアブラギリに取り組んだ産業技術科建設コース。今年付き合ってよく知っている顔が壇上で発表しているのを見るのはやはり感慨深い。
里山シンポジウム。こうして生徒、あるいは学校の視点で見ると、もっとこうしたほうがいい、これもやったらどうかみたいなことが頭の中にいっぱいわいてくる。
まだ他の発表も続くけど、休憩時間になったのをしおに退出。明日の雪室作業の準備のためにコンテナ運搬などバタバタしたあと、いったん帰宅して昼食。
上根来でちょっと作業しておこうと思って前を見ると、なんか雪が舞い踊る向こうに多田ヶ岳がほとんど見えなくなっていたり…大丈夫かなあ。
下根来を過ぎたあたり、杉の横面にだけ雪がへばりついている。まあそれだけ風が強かったということだな。
畜産団地手前の道には雪がけっこう積もっていた。まあ新雪じゃなくて轍があるから大丈夫だが。
畜産団地は寒々しい山奥の光景の中でひっそりしていた。
雪室は半月前のまま。それでも壁際などはクレパス状に融けていた。やはり断熱が課題だ。
入り口に鍵をつけた。明日からは食料を入れるわけだからね。これだけの作業なのだが、指がかじかむ寒さの中なのでずいぶん時間がかかってしまった。
酒ケースも使うので、ゲストハウスに取りに行った。スノーシューズを履いて行ってみると、玄関付近がいよいよ雪に埋もれていた。ゲストハウスの看板はもうボロボロ。
わずかに雪囲いの波板が見える奥に玄関の戸がのぞく。ここに体を無理矢理ねじ込んで中に入る。あこちゃんだとするりと入れるんだろうが、私はギシギシと入った。
いろんなものを持ち出すのに30分ほどかかったろうか。その間に雪景色というか吹雪景色に一変していた。
山の杉林が何とも幽玄な…なんて眺めている場合ではない。早く仕事を終えて帰らねば。
大急ぎで畜産団地まで荷物を運び、これまた大急ぎで山を下りる。
瞬く間に道路に新雪が積もって、どこが道路なのかわからない。ケータイも飛ばないし、ここでスタックしたり脱輪したりしたらオレどうなるんだろう…
なんとか山を下り、今度は明日真空パックで貯蔵する食材のパッキング。今回は鯛カツ、あじ醤油漬け、鯖醤油漬けの3品目をそれぞれ3パック作る。
鯛カツは最近合格祈願食材として売り出している。ぜっ鯛カツ!…って。^^;
真空パックした鯛カツと鯖醤油漬け。雪室に放り込んでどう変化するか観察する。野菜のように生きているものは糖度が増したり変化するけど、こういった加工食品はいつまで持つだろうか。
あじ醤油漬け。朝飯なんかはこれがあれば何もいらないよねえ。これもどうなるだろう。
いやあ、よく動いたなあと疲れながらも満足して帰宅。まだ早い時間だけどビールなど飲んでまったりしたいたら、なんと京都のおじさん(女房の亡父の弟)が亡くなったとの知らせが。
明日は雪室作業を早めに切り上げて京都に走らないといけない。まったく落ち着きのない人生である。
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