私の車は三菱ランサーなのだが、これに無理矢理コンパネを載せた。運転席のヘッドレストの上にコンパネが乗っているので、運転席でシートにもたれかかったりするとコンパネで頭を打つ。^^;
上根来までは新雪もなくスムーズに行けたが、ゲストハウスに置いてあるランタンを取りに行こうと思ったら、ゲストハウスの入り口には除雪の雪山がどでーんと乗っていた。こりゃあ、生半可なことでは行けそうにない。
そこでかんじき(というかスノーシューズ)登場。かんじきより機能的で、ポリカ製なので強くて軽い。
畜産団地跡。これでもまだかなり雪が少ない状態だ。多雪の冬には3m近くになるらしい。
日曜日にわーっと作った雪室はほぼそのままに見えたのだが、入り口のドアが開かないように手前に持っておいた雪が半ば氷になっていた。日中雪が少しとけたのが夜に凍って、というのを繰り返しているのだろう。
雪室入り口を開けると、通路があって奥が貯蔵庫。温度・湿度キープのために、貯蔵庫の手前にもうひとつカーテンのようなものがいるな。
持ってきたコンパネを棚板にした(上の段)。ここまで10分くらいしかかかっていないと思うが…
備え付けてあるセンサーを見ると、温度は3度(おそらく入室直後は2度前後)、湿度は96%(同じく98~99%)になっていて、人間一人が10分ほど作業するだけで温度が変化することがわかった。これは貯蔵庫が狭い(四畳半ほど)せいもあるだろう。新潟なんか倉庫まるごと規模だったから。
帰りがけに、百里会のIさんが除雪しているのに会ったので、今後のことをあれこれ話した。
昨日の福井新聞にも区長さんが上根来を紹介しておられる記事が載っていて、そこで雪室に触れておられたけれど、このプロジェクトは百里会の人が自分たちの取組として認識しているんだなあと再認識して、なんだか嬉しくて仕方がなくなった。
我々NPOが地域に飛び込んで行う活動は、ともすれば「へんな奴らがやってきて、自分たちの土地で何か趣味みたいなことをやっている」と思われてしまう。いや、たいていの場合はそう思われると思う。我々も最初に区長さんに連れられて地区を回っていたとき、たまたまいた人に「あまり掻き回すなよ」的なことを言われたし、その後の活動も、「まあいいんじゃないの」程度には見てくれていたが、どこか他人事だった。
でも今は違う。最初は我々の活動に区長さんとKさんが「お付き合い」してくれていたところから始まったのが、10月には百里会から16人が出てくれて、貯蔵庫作りだけでなく、しがら組みのための整地までやってくれた。雪室に至っては、我々がサポートしているという面すらある。
これは嬉しいですね。我々はそもそも地域作り・地域活性化のために活動していて、地元の方が主体となって活動してくれるのをサポートするのが本来あるべき姿なのだから。
決して「自分たちのやりたいこと」をやるために他人様の土地に足を踏み入れているのではないのだから。
週末は東京でしがら組みを中心とした上根来プロジェクトの話をするのだが、このことはぜひ話しておきたいなあと思った。
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