去年から上根来プロジェクトのことを時々書いているのだが、「上根来」があれば「下根来」もある。
遠敷の谷を遡っていくと、国道からだいたい7km、遠敷の市街地からここまでには竜前、忠野、白石などの集落を経て下根来集落に着く。ここから上根来まではさらに7kmほどある。
下根来には鉄筋コンクリート造の下根来小学校があった。平成20年度を最後に廃校になった小学校だが、校庭は草刈が行き届き、芝生広場みたいになっている。校舎は地区のコミュニティセンター等として今も使われているようだ。
最後の在校生は6人ほどだったろうか。この下根来集落と少し下流の白石集落の子どもが通っていたと記憶する。
校庭の片隅に「ねごりの子守歌」の碑がある。台座のところには「下根来小学校(明治7年~平成20年)」とある。明治7年といったら1874年。廃校が2008年だから、134年の歴史を刻んだことになる。
子守歌の歌詞だけでなく五線譜でメロディーも書いてある。さらにギターコードまで書いてあるのは、この学校で音楽を通した地域教育を実践されたO先生の手によるものだろう。こういう地域の歌がきちんと残されていくのは素晴らしいことだ。
O先生のホームページで歌が聞けます。こちら
0 件のコメント:
コメントを投稿