月遅れ迎え盆。我が家も夕方、父母と一緒に近くの海岸まで歩いて「お迎え」に行った。
海岸には波返し護岸があって、その先に小さな浜がある。私が小学生のころは浜はなかったのだが、近隣の埋立その他で砂の動きが変わったようで、30年ほど前から浜になった。
波返し護岸にはところどころに手作りの階段(よく体育館なんかで登壇するために5段くらいの木製の階段があるでしょう。あんな感じ)があって、浜に出られるようになっている。
以前は浜まで出て、砂に線香を立ててお迎えしていたが、父母も年をとったので階段を登るのがきつくなって、今は波返しの天端に線香を置いてお迎えしている。
夕日は雲に隠れていたが、オレンジ色の雲が舞い踊っているようで美しかった。毎日同じアングルの写真ばかりだけど。
家に帰り、家族で簡単に正信偈をあげて終了。子どものころはお迎えというとちょっとしたイベントに近かったけれど、今は簡素なものだ。
だけど簡素になっても絶やさず続けていることに価値があるのだろう。
大震災の初盆、今年は特別な夏だ。
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