2015年5月10日日曜日

晴れ男、グスクを行く

沖縄オフ日。恒例の沖縄ツアー。「技術者が案内するツアー」は本当に勉強になるし、SUKIYAKI塾の交流を深める点でも本当に意味のある日だ。

今朝もハイウェイ食堂でゆし豆腐。飲んだ翌朝には本当にありがたい味だ。
毎年運転手をしてくれるじのんさんの車に私、kanaさん夫妻、スーパーガイド・ピオーネさん、海ならなんでもこいガイド・すごろくさんが乗っていざ出発。まずは知念岬へ。ここでたくく・てってぃ・イノッチと合流。

ついに見たぞ、知念美咲の青い海と青い空。ガイドブックはCGではなかったのだ。

そして例の「非常に目標の低い生活改善看板」も健在。大満足の出だしでありました。

世界遺産・斎場御嶽(せいふぁーうたき)へ。今は車では行けなくなっていて、近くの物産館に駐車。するとそこに「なんじい」というヘンなゆるキャラが。聞けば、平成の合併で南城市が生まれたのだが、その形がハートマークに似ているということでできたゆるキャラらしい。まあつまりモデrが動物でも何でもなく、市の形とおじいさんという、まあ誕生経緯からゆるいキャラで、あちこちに出没している。

こんな名前のお立ち台に登って愛を確かめ合うモーホーコンビ。

斎場御嶽は来年から男子禁制になるらしい。本来の場に戻そうと言うことだろう。祈りの場、神聖な場なのに騒いだり、さらには香炉などを持ち去ったりする不届き者が後を絶たないらしい。文化遺産と観光地の両立のむずかしさを考えさせられる。

でいごの花が咲いていた。ナントカ虫にやられてたくさんのでいごが枯れてしまい、花があまり咲かないらしい。

久高島を望む。ここから久高島が見えたのも初めてかもしれない。

たくくがオリオンビールのフリーを持ってきてくれた。アルコールゼロだけでなく、糖質もカロリーもゼロだという。うーむ、やるなオリオン。

ここからはグスク(城)巡り。最初は知念城跡。沖縄ならではの中国的なアールのある城壁。

ちなみにこれは2011年にここに来たときの写真。本降りの雨で、道が水没していて横のブッシュの中を通って見に行った。同じ場所とは思えぬほど今日はいい天気である。
たくくの案内で、カチナノリさん、ガブさんと一緒に来た。なつかしいなあ。

エネラルドグリーンの海が見渡せる。いやあ、やはりグスクは晴れの日に限る。^o^

ニライカナイ橋から海を望む。この橋から鉛色以外の色の空と海を見るのも初めてだ。

昼食は奥武島手前の「くんなとぅ」でもずくそば。もずくを練り込んだ沖縄そばともずくを混ぜたじゅーしー、もずく酢、生もずく(そばにぶっかける。おかわり自由)にもずくゼリー。かなり美味い!

奥武島の海産物店。いろんな刺身があって、なかなかに美味そう。またプチトマト袋ぎっしり150円など、野菜がやたらと安い。

ここで「トーナチンもち」なるものを購入。キビの一種らしいが、もちもちしていて、またショウガ風味みたいな味でなかなか面白い。

ふとみると「ハブカレー」なるものがある。絵がコワそうじゃないか。どんなカレーだろう。

糸数城跡。実にきれいな石垣が保存あるいは復元されている。観光地化されていないひっそりたたずむ文化遺産というのはなんともいい。

ちなみにここにも2011年に来ていた。雨と霧に包まれ、まあこれはこれで幽玄な趣なのだが。

照りつける太陽の下、汗をふきふき見て回る。体感温度は30℃とっくに越えている。

遠く首里城が見える。(らしい。私にはわからない。でも「あれじゃないか」「ああ、あれだあれだ」と会話しているピオーネ・すごろく・イノッチの3人とも沖縄出身じゃないのだけどね。^o^;

ここでビーチ(というかリーフ)に寄り道。大渡浜海岸。遠く波が砕ける広々としたリーフ。ちょうど引き潮で潮だまりがいっぱいできていた。

すごろく先生の解説で磯の生き物に親しむ。カラス貝、イモ貝、ナガウニ、ナマコ、アメフラシ、クモヒトデ、シャコ、ウミウチワといったものがいました。すごろく先生、これで間違いないでしょうか。

ふと気がついたのだが、遠くリーフの端に打ち付ける波がやたらと高くないか?
やっぱり台風が近づいているのは冗談ではなかったようだ。ちょっと心がざわざわする。

近くの地下ダム見学。なんといっても地下ダムだから、これといって見るものはないのだけどね。

グスク巡りの〆は具志川城跡。ここは海に突き出した岬状の石灰岩上に建てられた城跡で、「潮吹き穴」という縦井戸状の穴があって、海に通じているという。

こーんな感じで断崖の上に建っている。たいてい山の中というか尾根の上なのに、海に突き出たグスクは初めて見た。いやー、面白い。

見ると、下に洞穴がある。あれに通じているわけか?少し探すと海岸に降りる道(というか踏み跡)が見つかったので恐る恐る降りてみた。

洞穴はちゃんと人が入れるくらい大きくて、どうやら補修もされているようだ。

奥まで行くと、縦井戸を見上げることができた。本当に通じているんだなあ。
いやあ、今日は天気にも恵まれてグスクを満喫できた。でいごの会のみなさん、本当にありがとうございました。
満足して帰路につく。kanaさん夫妻はもう1泊するが、私は夜の飛行機で石垣島に飛ぶので空港まで送ってもらう。

途中、ふと海を見ると右半分はまだ今日の好天の面影が残っていたが、それを西の方から急速にアヤシゲな雲が覆い始めていた。むむむ、台風の影響が早くも出てきたか。

那覇空港で早めの夕食。空港食堂で沖縄そば…って、4月と同じパターンじゃないか。
考えてみれば今回の旅は、1日目の夕食・あっぱりしゃん、2日目の朝食・ハイウェイ食堂、昼食・ホットモットのフーチャンプルー弁当、夕食・ビーチ、3日目の朝食・ハイウェイ食堂、昼食・くんなとぅ、夕食・空港食堂と、初体験はくんなとぅだけであった。よくいえば馴染んできたということだけど…

7:30の便で無事石垣島に出発。台風のことなどまるで関係ないもんねという感じである。

午後8時前、まだ夕闇が残る南の空を石垣島まで45分のフライト。離陸直後と着陸直前を除き、ずーっと添削していた。

満員だった乗客は、ぜーんぶ自分の車や家族の車で帰ってしまい、8:40すぎの新石垣島空港は閑散としていた。今から路線バスで石垣市街まで行くのだ。

乗ってみれば、乗客は3人。途中乗車2人、途中下車2人で、45分かかるはずが30分ほどでバスターミナルに到着した。
なぜか気分が乗っていたので、バス車中もひたすら添削していた。

コンビニでオリオンビールとつまみとさんぴん茶を買い、台風接近の気配すらない石垣島のねっとりむわんとした空気の中をホテルへ。今日の最高気温は31度だったらしい。
今日のアドベンチャーですっかり汗になった服一式を洗濯し、この旅で初めて部屋風呂に入り(なお気分が乗っているので風呂の中で湯船につかりながらタブレット添削)、オリオンビールを飲んで気分良くこれを書いています。

気になるのは台風の動きである。
私はSNSをやらないのでわからないのだが、FB上では「やっぱり持っているね」とか「今までためてためて呼んじゃったな(^^)」と言われているらしい(ぼうずさん情報)。
明日・11日は1日石垣島でセミナー、もう1泊するので台風が来ても基本的には関係なし。
12日は12時過ぎの飛行機で与那国島へ。この段階で台風がもう通り過ぎて風も収まっていればいいのだが、そうでなければ石垣島でぼーっと1日余計に過ごすことになる。
13日は午後の便で与那国→石垣島→羽田と移動予定。羽田到着予定は18時過ぎだが、どうなるか。
うまくすると石垣島に滞在しているうちに台風がすーっと通り過ぎ、台風一過の好天のもと与那国島をドライブ、なんてなったらもう雨男じゃなく晴れ男と呼んでもらっていいだろう。
すごろくさんも「面白いエピソードを期待してますよ」的な笑いを見せていた。
みんな、わたしにいったい何を期待しているのだ。ーー;

4 件のコメント:

  1. それはやはりブログタイトル通りの活躍でしょう!

    返信削除
  2. セミナーからなにからありがとうございました!
    生きものの名前はだいたい合っていますよ、Bの上でギリギリ合格です。
    そんなことよりも、湧水のところで「チョウチンミドロはいる?」ってすらっと口をついて出てきたのが驚きました。沖縄でもいないですよ、そんなひとは。

    返信削除
  3. カチナノリ2015年5月11日 23:50

    グスク、一緒に廻ったこと思い出していただきありがとうございます。
    来年こそ、石垣島まで同行したいです。台風、これからですね、お気をつけてください。

    返信削除
  4. ぼうずさん、結局風はそこそこでしたが、雨が半端なかったようです。雨台風だったということですね。笑。

    すごろくさん、チョウチンミドロはすごろくさんにいつもいく宜野湾の大川で教えてもらったんですよね。「誰も覚えてくれない!」って言ってたので、これは覚えなきゃと。

    カチナノリさん、また一緒に沖縄行きましょう!

    返信削除