2011年10月26日水曜日

打ち捨てられた里山

仕事で南川流域の現地踏査を2時間ほどやった。
久々に自然の中を歩き回れて、なかなかに爽快だった。
…のだが、ここでも森林荒廃に驚いた。
雑木林(代償二次林)。本当なら下草で緑一色のはずが…

細いものがいっぱい生えているが、全部ササである。
ササに覆われていたのが、全部食害で枯れてしまっている。
このあたりからはもうなくなってしまった草本類というものも少なくないのではないかと感じる。それだけではなく、林床がこんなになってしまった林というのは…
もう洒落にならない(たぶんずっと前からそうなのだろうが)と実感する。
歩きやすいんだけどね。でもこんな時期にこんなに歩きやすいというのはやはり異常だ。

それにつけても、現場に行って自分の足で歩いて自分の目で見ることの大切さを改めて痛感。
そして人間の行動圏が本当に狭くなっていて、「打ち捨てられた里山」が実はかなり始末の悪いものであることも実感。
上根来でも何でもいいけれど、とにかく自然の山に一度手を入れて里山にした以上、里山をもう一度人間の行動圏にしていくことは、人間の役割のように思う。

3 件のコメント:

  1. 年に数回、山中での立会をしますが間伐がされていない杉林などは中にいるだけで、不気味です。

    そして、それが大量の杉花粉を放出させて・・
    ガクガク((( ゚Д゚))) ブルブル

    日本に材木は、有るはずなのに海外から燃料を使って日本に運び込む状況。やはり、なにかがおかしい。

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  2. おおっ!しごとしてる(^^)!

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  3. 幸い私は花粉は平気なのですが、本当に杉林がもったいないですね。

    ともともさん、私だって仕事しますって。^^;

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