どうもあの居酒屋というところは大勢で行ってわいわいと談笑しながら飲むものだと自分の中で決めているような気がする。
しかし一人で飲んだことがまったくないわけでもない。
数少ない「一人居酒屋飲み」の記憶をたどると(いま数分間考えていたのだけれど)、なんと盛岡と鯖江、福岡で1回ずつあるだけだ。ただし福岡は屋台だったし、鯖江は泊まったホテルの1階に「魚民」があってそこでしか夕食が食べられなかったからで、実質的に出かけて行って居酒屋に一人で入ったのは盛岡の1回だけだ。
おばさんが一人でやっている小さな居酒屋で、まだ早い時間だったから客は私一人、日本酒をちびちび飲んで何か地元のものを、と言ったらホヤを出してくれたんだ。それも採れたままのホヤを割いて、殻に身が入ったものを調味料なしの塩味で食べた。思えばあれでホヤに病みつきになってしまったのかもしれない。
おばさんは余計なおしゃべりはしない。静かな店の中で日本酒をぐびっとやってはホヤをつまみ、文庫本をぼんやりと読んでいたカウンター席。
なんとも気ままで平和な時間。
あの思い出がホヤに重なって病みつきになってしまったような気がするのだ。
セミナーや面談をするとぐったりと疲れるから、一人で弛緩できる時間が欲しくなる。たいていの場合はホテルでぐだっとする程度だが、滞在が数日程度になると、ホテルの部屋は生活臭が出てくるのでそういう場所ではなくなってくる。
そこでどこかに行きたくなる。
自分以外は何も自分に関わり合いのないものである空間、そういう孤独な空間の中で誰とも関わらずに自分だけの時間を楽しめる時空。「どこか遠くへ行きたい」の世界である。
今日はノーマルに会社で仕事。夜は会議だったが、夕食を食べる暇がなかったので、終了後「ととや」で食事。もう熱燗がうまい季節だ。
セミナーや面談をするとぐったりと疲れるから、一人で弛緩できる時間が欲しくなる。たいていの場合はホテルでぐだっとする程度だが、滞在が数日程度になると、ホテルの部屋は生活臭が出てくるのでそういう場所ではなくなってくる。
そこでどこかに行きたくなる。
自分以外は何も自分に関わり合いのないものである空間、そういう孤独な空間の中で誰とも関わらずに自分だけの時間を楽しめる時空。「どこか遠くへ行きたい」の世界である。
今日はノーマルに会社で仕事。夜は会議だったが、夕食を食べる暇がなかったので、終了後「ととや」で食事。もう熱燗がうまい季節だ。
APEC さんへ
返信削除一人で居酒屋に行きたくなったら
いつでも連絡下さい。
参上します。
そうですね。イベントが全部終わってからツアーに出るまでのちょっとの間に飲みますか!
返信削除