2011年12月30日金曜日

シュレッドの午後

朝から仕事部屋の掃除。たまりにたまった書類の整理がメインである。
以前はA4封筒に入れては棚に整理するという、山根式袋ファイルというのをやっていた。とにかく何でも(定形外でも)放り込めるので「楽で始末がいい」と大喜びで始めたのがもう20年以上前。それからずっと続けてきた。
その結果、封筒で棚がいっぱいになった。それも大部分がデッドストックである。
そもそも、しょっちゅう出し入れする情報などそれほど多くない。会社ならともかく、個人の自宅になるとなおさらである。大部分はストックになってしまう。つまり場所ふさぎである。
何でオレは使いもしない紙に埋もれて生活しているのだろうと思った。

そこでペーパーレス化を考えた。片っ端からスキャンして元の紙は捨ててしまえばいいじゃないかというわけである。
ところがフラットヘッドスキャナでそんなことしていたら時間がどれだけあっても足りない。スキャンした情報もJpegファイルが溜まっていく一方で、それをフォルダの中に貯めこんでも閲覧性が悪くて使いものにならない。

それを解決してくれたのがオートシートフィーダ付きのスキャナとEvernoteである。
スキャナはScanSnapで、自宅ではS1500を使っている。
スキャナーS1500。処理が早いので快適。

そしてスキャンしたデータはOCRしたPDFファイルになってEvernoteに放り込まれる。
仕事の書類、NPOの書類、プライベート、自炊本などどんどん放り込んでいけばいいので大変楽だし、Evernoteを立ち上げさえすればそこでも閲覧できるので便利だ。スマホやギャラタブで見ることができるから、PCも不要である。
自炊用にはカッターも使う。文庫本なら厚めのものでないかぎり一発カットできる。

スキャンした後の紙はどんどんシュレッダーにかける。
このとき大切なのは、
「これ、紙のまま残しておいたほうがいいかも」
なんて思わないことである。そんなことをしていると結局片付かない。
「後で必要になったら買うなり誰かにもらうなりしよう」
と割りきって、あとはひたすらスキャンしてはシュレッダーにかける。もちろんシュレッダーもパワフルでないといけないので、個人書斎には普通置かない大きさのものを使ってがしがし裁断している。
アイリス・オーヤマのP8HM。たしか18,000円くらいした。

膨大な紙ゴミが出るが、やっているとだんだん気分が高まってきて、なんだかシュレッドした紙ゴミを生産するためにスキャンして裁断しているような気になってくる。
かくして1日の成果をふりかえるとき、Evernoteに作成されたファイル群ではなく、積まれた紙ゴミを満足気に見るという、ちょっとアブナイ状態になる。^o^

半日がんばった成果で、この半年間ほどの間に受け取った書類はほぼすべてスキャナ経由スレッダー行きとなった。
文庫本類も20冊弱処分できた。こちらのほうは購入ペースにはるかに及ばないので困ったものなのだけれど。

2 件のコメント:

  1. べっこ王子2011年12月31日 6:00

    自炊もここまでされると、道に行っていますね。
    スキャナーは弊社コピー機で纏めてするものの、大型カッターがさすがにありません。
    スレッダー排紙は再生紙になりませんので、やばい資料以外は古紙に出しますね。
    良いお年をお迎えください。

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  2. …そうなんだ。シュレッダーダストって再生紙にならないんですね。以後、できるだけシュレッダーにかけずに出します!

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