2011年12月3日土曜日

帰ってはきたけれど

3週間の長旅もようやく終わり、10時過ぎにゆっくりと新大阪を出発。12時前に小浜に着いた。
小浜に帰ってきたんだから鯖の塩焼きでも食うかあと思って駅前の「はまがわ」に入ると、知床に一緒に行ったI課長登場。帰ってきてすぐに親しい人に会うのは楽しいものだ。
メシを食っていると、小浜市内のO君から電話。帰りの電車の中で地元公民館長から紹介を受けた「NPO活動をやりたい人」だ。すぐに話しをしたそうなパッションを感じたので、昼食後すぐに会って、「SOTOMO」で話し込む。若くて志があってまちのことを考えている人に会うのもまた楽しいものだし、エネルギーをもらえる。旅の疲れもふっとぶというものだ。

O君に送ってもらって帰宅。とにかく着替えて、久々の自転車で家を出る。
今日は「華咲け文化財」事業の締めのイベント2つがあるのだ。
まずは山川登美子記念館での行事。明治のクリスマスをテーマにした文化財活用イベントだ。
与謝野晶子と親友だった山川登美子が在籍していた梅花女子大のハンドベル部の演奏に心を打たれる。写真はブレブレだけど。
ホワイト・クリスマスの最初の和音が「カーン」と打たれた瞬間、なんだか涙腺方面がじわっときた。何かの思いがこみ上げてきたわけではなく、ただハンドベルの音が、静寂の中に伸びていく細い絹糸のように少しうねりながらすーっと伸びていくのを効いて、ただ感動した。
単純に美しいもの、ピュアなものに感動したのかなあと思う。私にもまだピュアな心が残っていたのかな?

感動もそこそこに次の会場の段取りに移動。聖ルカ教会でのクリスマスコンサートである。クリスマスまでにまだ3週間あるが、そんなことはいいじゃないか。
100年の歴史を持つ有形文化財であるこの教会の素敵な空間で透明な音楽を楽しもうという趣旨だが、それだけではなく終わってからクリスマスを楽しもうということで、グリューワイン(ホットワイン)と七面鳥を用意したのだ。この仕込みでかなりバタバタ。

やがて夜になり、教会玄関をライトアップ。私はこの聖ルカ幼稚園の卒園生なのだが、ミサの時間が退屈で悪さをしては叱られた記憶がある。(^o^;)

梅花女子大のハンドベル。歴史ある教会で聞くとまた一段と美しい。「カノン」を演奏してくれたが、この曲はすごくハンドベルに合うように思う。

小浜市少年少女合唱団。オルガンと子どもの声のマリアージュがなかなかいい。

アンサンブル若狭。左端は女房殿である。イベント主催者の長と出演者という関係での3週間ぶりの出会いというのはまた笑えてしまう。

終了後、老若男女混合で七面鳥、サンドイッチ、パン、グリューワイン(これは大人だけね)を楽しむ。そしてさらに司祭様の取り計らい(?)でなぜか酒宴へと発展。

夜中まで飲み語らって、さらにタクシーで街に出て仕上げに「青やん」でラーメンを食うという、結局小浜に帰ってきても一緒のことをやっているじゃないか的結末となってのでありました。大笑。

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