先日の十五夜の夜に気がついたのだが、月の近くに火星が明るくみえる。
こんな感じね。月がちょうど雲の影になってるけど。
火星は読んで字の如く赤いからすぐに分かるのだけれど、これを夜空に見つけると今でもはっと立ち止まってしまう。今を去ること45年以上前、火星の大接近があって、ちょうどそのときに中学生で科学というものに興味を持ち始めていた私は、火星を見たいがために天体望遠鏡を自作したものだった。なぜ親にねだって買ってもらうのではなく自分で作るという道を選んだのかいまだにナゾであるが、とにかく火星の表面がきっちり観測できるだけのパワーを持った望遠鏡を作ろうと思った。
結局作ったのは口径15cmのニュートン式反射望遠鏡で、主鏡および副鏡と接眼筒のみ購入し、後はトタン板だの塩ビだのコンパネだのを組み合わせて自作した。あのときに覚えたラックピニオンという接眼筒の機構が、後に就職した建設コンサル会社のボーリングマシンの昇降装置と同じだったのには感動したなあ。
ちなみに、今でも望遠鏡の自作は子ども向けにNPOでやっています。
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