2020年10月31日土曜日

炭窯を眺めながら

土曜日だからというわけではなかろうが、久々にお魚センターに行ってみて驚いた。

コロナ禍以前と同じくらい人がいる。ファミレスや居酒屋も従前の賑わいに戻りつつあるのだが、ここもそういう状況のようで、嬉しくなった。
店を畳まざるを得なくなった人もいるし、国全体の景気はかつてない落ち込みのようだが、こうして賑わいが戻りつつある所があるというだけでほっとする。
相変わらず安い魚と、見るからに美味そうなカワハギの肝の煮付けを買った。この煮付けがまた美味かったんだなあ。

午後、上根来にKさんの炭窯を見に行った。炭が出来ていると思ったら消えていたらしく、リベンジ中であった。私も野焼きやロケットストーブその他、火とあれこれ付き合ってきたからわかるのだが、火というものは、もう本当にちょっとした違いだけで大きく違ってくる。ロケットストーブなど、まったく同じ材料で同じように作ったはずなのに、ドラフト現象があっという間に起こるものと、どんなにがんばっても起こらないものがある。その違いはおそらくほんのちょっとした気流の流れ、上昇気流ができるかどうかの差なのだろうが、その差が手作りのロケットストーブや炭窯では安定して再現できないくらいにものすごく微妙なもののようだ。
まあそれはそれとして、煙と炎を相手に、分単位ではなく時間単位、それも昔の「刻」単位くらいのペースでじっくり付き合うというのは魅力的だなあと再認識した。
たとえばトチとかクルミなどの山の恵みをいただきつつ、炭を焼きつつ、ネットをフル活用して技術士試験対策講座を運営したりWeb講義をしたりといった生活が送れたら、それはひとつのシアワセのカタチなのではあるまいか。

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