2020年10月4日日曜日

実は方向音痴

朝晩がさすがに涼しくなってきたが、日中であればいまだにTシャツ1枚で徘徊できる。
周りをみると同じような格好の人もいるので(長袖を重ね着している人もいるが)、オレ一人がおかしいわけではないようだと安心している。^^;

10月に入っただけあって、キノコが生えだした。

チチアワタケと思われる。食用になるキノコだが、それほど美味くてたまらないものでもないそうなのと、ちょっとでかくてヌメヌメしてキモチワルイのでやめておいた。

久々に浜辺で波の音をしばらく聞いていたのだが、思い立ってぐるりと360度撮影してみた。このように、どの方向にも山が見える。海の向こうには内外海半島と大島半島が、後ろを向けば丹波山地の山々が。だから私は子どものころから山の形で方位を覚えて育った。


おわかりいただけるだろうか。我が家から見て、ざっくりと久須夜が岳は北、多田ヶ岳は南のちょうど正反対の方向にある。そしてほぼ南北に伸びる国道162号沿いが我が生活圏だったから、この2つの目立つ山を目印に私は自分の向いている方向を把握して育った。
だからだろうか、山が見えないだだっ広い平野や、目の前に海しか見えない(水平線が広がっている)海岸は苦手である。自分がどこにいるのかを見失ってしまいそうになるのだ。

そんな生活を送ってきたからか、私は地図大好きな子どもだった。目に見える光景を地図に当てはめるのは子どものころから得意で、今でも若狭地方であれば地図が頭に入っているから、周りの地形や集落名などで地図上に自分のいるところをざっくりとプロットできる。
そういえば飛行機に乗っている時も、眼下の光景、海岸線や平野盆地の境界線、あるいは山嶺などの形からだいたいどこなのかあたりがつけられる。
おかげで地質学を志してから、5千分の1の国土基本図や森林基本図があれば山の中で迷うことはなかった。
ただ山を目印にして頼っていたせいか、体内コンパスはオンボロで、方向感覚はあまりない。建物の中にいると2回曲がったら方向が怪しくなるし、地形と方位が把握できない都市圏で方向違いのほうに進んでしまっていたという経験は数知れずある。なぜか多くの場合逆方向を選んでしまうんだよね。東京・名古屋・大阪はもちろん、思い出せるだけでも札幌、仙台、広島、福岡、那覇あたりで逆方向に歩いてしまったり迷ったりして焦りに焦ったことがある。ましてや酔っているともう大変である。運良くやってきたタクシーをひろって無事帰還したこと幾度か。^o^;

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