2011年12月4日日曜日

もこもこもこ

8時起床。昨夜は結局3時前に寝たので、小浜に帰っても変わらず寝不足気味だが、旅先よりどっしりと体が重い。やはり自宅だと気が緩むのか慣れた布団だからなのか、体が思いっきり寝るモードになっているようだ。
そういえば昨夜、ベッドに入るときに毛布と分厚い掛け布団、さらにもう1枚、どっしりと重たい掛け布団で寝る(これは日本海側の特徴だと誰かが言っていたが本当だろうか)ことに、言い知れない幸せを感じた。

気合を入れて布団から出て、手早く朝食を食べて県立図書館へ。今日は児童文学会「風夢」の設立10周年記念行事で、なんとあの谷川俊太郎氏が小浜にやってくるのだ。
とうてい無理と誰もが思った発案だったが、当たって砕けろで会長のTさんが手紙を書いてみたそうだ。Tさんのことだ、誠意と熱意あふれる丁寧な手紙を美しい字と文章で書かれたのだろう。
谷川氏はあっさりと受諾。さらにいろいろな発案に「いいですよ」と快く応じてくださり今日に至った。
風夢もこんな規模のイベントなどしたことがない。1年以上かけて一生懸命取り組んできた。女性ばかりの会員が、臨時駐車場の看板を立てて回り、作業台車に乗って壁の高いところにスクリーン替りの白布を張り、500を超える椅子を並べて会場設営をした。
とにかくその一生懸命さに感動して、当初はもう一週間続ける予定だったセミナーツアーを中断して小浜に帰ってきたのだ。昨日の華咲け文化財はどちらかというと「ついで」に近い。あっちは私はいなくても若狭坊がいるから進行はできるし。

設営中の写真しかないが、素晴らしい会だった。
当初定員の倍の500人以上が応募し、椅子を240脚レンタルして「こんなに席が並んだのを見たこと
がない」と図書館職員が言うほどずらーっと並べた。
やがて開演。満場の拍手の中、自身の作詞になる「鉄腕アトム」の曲にのって登場した谷川氏。自身による詩の朗読、会場の観客も参加してのいろんな仕掛け、谷川氏を交えての風夢の詩の朗読。超有名人を招くのだから講演会と質疑応答くらいだろうと思っていたら大間違いで、なんとも素敵な空間を創った風夢のみなさんの力のすごさを再認識した。
私は今日は完全に裏方。会場設営を手伝い、駐車場係とカメラ係をした。こういう素晴らしいイベントだと裏方も楽しいものだ。

夕方帰宅して、今日1日サボっていたメール処理やツアーの間のいろんな事務処理やたまった書類の整理などを少しでも進めようとするも、もはや限界。1時間だけとベッドに入ったものの、結局ぐずぐずと1時間半も寝てしまった。分厚い布団が心地よくて。

8時から3時間skypeをして、メール処理をして、さあ入浴と思ったらもうとっくに日が変わっていた。

2 件のコメント:

  1. 雨男さんありがとう♪

    とてもすてきな会になりました。
    谷川先生をはじめ、たくさんの人たちの協力のおかげです。
    今年の漢字は「絆」でキマり!(笑)

    強力な裏方さんがいなかったら、とてもこんなこと無理でした。
    いろんな無理を聞いてもらいましたし。

    お疲れのところ、そんな様子も微塵も見せずに最後までおつきあいくださって、ほんとにありがとうございました。
    そして、これからもよろしくお願いします(^^ゞ

    From K

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  2. 本当に素晴らしい会でしたね。
    風夢のみなさんの熱意と誠意は多くの市民が知っていますが、そのすごさを再認識したことでしょう。
    これからもお互いに助けあって行きましょう。

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