リーダーも買ったことなので、電子書籍の「自炊」に挑戦してみた。
リーダーポケットエディションは画面が小さく白黒なので、雑誌はまずもって無理だろうと考え、実寸がリーダーと同じ文庫本をチョイス。
薄くてもう読み終わったものを探した。椎名誠の「少年の夏」。写真と文章から成る本だ。
まずは裁断機で背中を落とす。私の使っているPLUSのPK-513Lは赤ランプでカットライン照射ができるので、これを頼りに奥から3~5ミリくらいを目安にカットする。あまりギリギリにすると糊が残ってバラバラにならないのだ。
背中落とし完了。めでたくバラバラになった。
これをスキャナで読み取る。これまでScanSnapの一番機・S300を使っていたが、容量とスピードが欲しくなったのでS1500を買った。
さすがに速さがぜんぜん違う。シューッ、シューッと快適にスキャンして終了。
スキャンしたデータはPDFファイルにするとともに自動的にOCRもして、テキスト検索ができるようになったあと、Evernoteに入るようにしてある。最近は写真を除いて何でもかんでもEvernoteに入るようにしている(写真はPicasa)ので、ポケットひとつ状態になって楽なのだ。
ちなみに今月は18日時点で月枠1024MB中266MB(26%)使用。まだまだ余裕があるなあ。
アクロバットで開いてみるとちゃんと読める。まああたりまえだけど。
これをリーダーに移す。リーダーをマイクロUSBでPCに接続すると、リーダーのほうはUSB接続状態とともに充電もされる。
PDFファイルをリーダーの書籍データ格納フォルダ(database\media\books)にドラッグしてコピー。これだけでOKだ。なお今回のファイルサイズは14MBほど。他のXDMFファイルなどに比べると格段にでかいが、PDFだからね。ちなみにリーダーのSSD空き領域は1.4GBほど。自炊ファイルをあまりたくさん入れておくことはできそうもないが、別に全部リーダーに乗せなくてもいい(PCにストックしておけばいい)ので気にする必要はない。何百冊も持ち歩いても仕方ないし。
マイクロUSBを外してリーダーを起動してみると、ちゃんとコピーされている。このサムネイルをタップすれば読み込むわけだ。
表紙。カラー写真だが白黒表示になる。さすがにPDFだとちょっと重たいようで、ページ送りすると、ふわんという感じで表示が切り替わる。
本文。十分読めるけれど、ちょっと字が小さいなあ。というか余白がもったいない感じだ。
もとの紙とねらべて見ると、7割くらいに縮小された状態になっている。
今回は写真もあるので無理だが、文章だけの本だったら周辺余白も切り落としてしまったほうが字が大きく表示されていいことがわかった。
もっとも、このサイズでもズームすれば読める。リーダーはほどよいズームになったところでズームロックすることができるので便利である。
よおし、この要領で本棚に眠っている文庫本を自炊してしまおう。本棚ももういっぱいだし。
ところでこの「少年の夏」には好きな写真がある。
突堤の先端で寝転びながら本を読む男の写真。いい季節の海風が気持ちいい時期にこういうひとときは至福だろうな。
我が家の近所にもこういう場所はごまんとあるのだが、私がそういうことをしているとすぐにウワサが広まるだろうし、だいいち餌とゴミを撒き散らす釣り人が必ずやってきて不快な思いをするのが見えてるから、どこか知らない土地でいつかやりたいものだ。
セミナーツアーのついでだと、スラックスに靴でやることになってしまって、それはサボっているサラリーマンか、リストラされたけど家族に言えずに出勤しているふりをして時間をつぶしている失業者のように見えてしまう。悪いことに髭面だし。
やっぱりこういうことはショートパンツかバミューダパンツにTシャツ、ビーチサンダルが一番だろう。でも私の顔でそういう格好をすると・・・・通報されるかもしれないな。
うーむ、けっこう世間は住みにくいのかも。^o^;
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