2016年1月20日水曜日

口頭試験ご苦労さまでした

今日も荒れ模様の天気のようで、名古屋やら京都までも雪模様だが、小浜市内は積雪ゼロが続いている。さすがに昨日のようにのんきに晴れてはおらず、風が強く気温も低いが、降っているのは雪ではなく雨である。昨夜少しだけ積もった雪もすぐに消えた。

午後には晴れ間ものぞいた。でも寒くて風も強い。日中の気温は5度くらいしかなかったようだ。

夜10時前にちらりと裏を除くとまたもうっすらと雪化粧。本当にうっすら。

そして11時過ぎにはもう雨で大半が溶けていた。これで上根来だけ積雪があると言うことなしなのだが。

今日で口頭試験が終わったようだ。11月末から足掛け2ヶ月近く。受験生の皆さん、本当にご苦労さまでした。
毎年そうなのだが、この口頭試験シーズンには、200人近い人達と直接面談で模擬面接を行う。
小論文の「技術士にふさわしい工夫点」を「自分だからこそできた工夫」として整理していくと、受験生の経歴とリンクするようになり、それはすなわち受験生の技術者としてのアイデンティティーの話になっていく。
その人が積み重ねてきた技術者人生、それはきっと様々なことがあっただろう。夢や希望に心躍らせたり、挫折や不安と戦ったり、「とにかくここまで歩いてきた」とでも言うしかないような、人それぞれにいろいろなことがあったと思う。
模擬面接とその後のアドバイスの時間の中で、そういったことの断片にちょっと触れることが何度かあった。時にはその人の思いが溢れだすこともあった。それは自分自身のアイデンティティーを認識する場面でもあったと思う。
そんな経験、人間一人の人生をすごく身近に、その熱が伝わるくらいに身近に感じられることってめったにないと思う。それを毎年何度となくさせてもらえる自分は幸せだなあと改めて思う。
口頭試験を終えた後に多くのメールをいただく。3月の合格発表の後はもっと多く、もっと熱くなる。そういうメールをいただくたびに、むしろ私がお礼を言わなければならないのですよ、と思う。
こういうことがあるから、「人と人とのつながり」はやめられないのですよ。これのない人生なんて、つまらないにも程があると思うもの。

0 件のコメント:

コメントを投稿