2014年1月17日金曜日

技術は進歩する

本のほうもようやく脱稿し、めでたく2013年度の受験支援は終わった。
気が抜けたのか、昨年買った電動ソファをリラックス形状(というか歯医者さんの診療台形状)にして、ホットカーペットを敷いて気持ちの良いうたた寝。

なぜかふと今日が1.17であったことを思い出す。
19年前のその時、私は名古屋駅前のビジネスホテルの7階にいた。揺れで目を覚ましたものの、震度3~4と判断して二度寝。起きたら大変なことになっていた。ぎゅうぎゅう詰めの新幹線こだまで小田原へ何とかたどり着いたものの、打ち合わせ先の当時日本道路公団は、阪神高速の高架橋倒壊などでそれどころではなく早々に追い返され、本当に何とかかんとかという感じで深夜に帰宅した。
阪神での高架橋倒壊は、いずれも多くの土木技術者が敗北感を感じたことだろう。だけどそのままでは終わらない。悲しいことだが多くの命が失われたからこそ技術も進歩した。あれで耐震基準がいろいろと変わり、耐震補強が全国で進み、東日本大震災では間違いなくその成果が出ていた。
東日本での津波もきっと技術発展にしっかりつながっていくだろう。それなりに時間をかけて、しっかりしたものが出来ていくと信じている。阪神淡路から道路橋示方書改定まで7年かかったのだから、それくらいは待っていないと。

なーんて思いながら、とりあえず脱稿祝いを一人でやった。石垣で買った「島豚ごろごろ」を肴に、バイアさんと一緒に買いに行った泡盛を飲んだ。

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