雪室を作ることになった。
上根来の畜産団地跡で、あまたある畜舎等の建物跡のひとつを使って雪を集めて断熱シートで覆うという計画だ。
米や野菜が甘くなるとかお酒が熟成するとか、いろいろ言うけれど、とにかくやってみようということになった。ありがたいのは建物そのものがすでにあるということで、もし軌道に乗れば壁を作りつければ断熱性に優れた貯蔵庫になる。
発案から1ヶ月もたっていないのだけれど、「とにかくやってみよう」という流れになるのは、企画自体が魅力的というか、「面白そうだ」という理屈抜きのワクワク感があるからだろうな。
上根来の地元に人たちと一緒にやるのだが、標高300mの山の中腹にあって近隣集落まで7kmほどあるという立地上、上根来の人たちは実にたくましい。大工仕事や重機運転、さらには猟もやる。かんじきをはいて山を歩き回る人たちである。
雪室も、我々だけでやっていたらきっと小規模な、なよなよとしてすぐに壊れてしまうようなものになったに違いない。
こういう人たち自体がすごい地域資源なのだなあと再認識した。
雪が降る時期になると基本的に野外活動はむずかしくなるから、NPO活動もほぼ休眠時期に入るのだが、今年は冬の真っ只中に面白い企画ができて嬉しいなあと思う。
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