2014年1月30日木曜日

コストをキャピタルに

雪が一週間ほどぜんぜん降っておらず、晴れ間がのぞく日やいい陽気の日が続いている。
週末に上根来で雪室作りなのに大丈夫なのか?と思っていたのだが、Kさんから上根来での除雪風景の写真を送ってきた。

なんだこりゃと思うほど雪深い。うーむ、これなら雪室を作るための雪は簡単に集まりそうだなあ。
雪などぜんぜんない海岸近くの市街地から30分でこれだものな。
数十年前はもっと雪が降ったから、私と同じくらいの年齢の人たちが子どものころは、冬には市街地まで降りることなどほとんどなく、保存食を中心に冬を過ごしていたらしい。

屋根の雪下ろしは珍しくもなんともなく、降ろした(あるいは自然に落ちた)雪が家の戸や壁を壊さぬよう、雪囲いをしていた。これは今でもしていて、たとえ住んでいなくても家が残っている人たちは冬が来る前にしっかり雪囲いをしている。
雪にすっぽり囲われて家自体が雪室みたいになっているから温度が上がろうはずもなく、冬は厳しかったろう。

今度の雪室の取り組みは、このやっかいものを利用できないかという取り組みだから、これって知床に流氷を見に行ったときにホテルの会長さんが言っておられた「ピンチをチャンスに」ってことと同じだなあ。そういう発想って、他所の例を見聞きしたときには普通に「なるほど」と思うのだけれど、それを身近なもので実際に発想するのはなかなかすっとできるものではないのだなと実感した。
雪室がうまく行くかどうかは別として、そういった発想の柔軟さは持っていたいなあと思う。

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