雪面にはいろんな獣の足跡に混じって、カンジキと思われる大きな丸く浅いくぼみと、それに沿って犬のものであろう小さな足跡があった。猟師の人が歩いたあとだろう。
私は入社当初(1985年だからもう30年近く前)にこの上根来に仕事に来ていた。地すべり調査だが、冬は2m以上雪が積もり、そんな中を観測機器のデータを取りに行かねばならないので大変だった。カンジキを持ってきったのだが、最初は長靴だけで歩き出してみたところ、あっという間に股の付け根まで雪に足がめり込んで動けなくなった。すぐにカンジキをはいて、さあ行こうと思ったとたんに左足で右足を踏んで前のめりに雪の中に突っ込んでしまった。カンジキって幅が広いから。^^;
この時代に、もう一度カンジキをはいて雪の中を歩いてみるのもいいかもしれないな。
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