APECはふしぎなおどりを覚えた

沖縄見学ツアーである。OP夫妻、丸ちゃん、すーさん、私が参加。

まずは普天間飛行場が見える丘。名前は忘れた。というか毎年覚えては忘れている。^^;
ここでじのんさんが都市計画図を広げて説明。宜野湾市の中に普天間飛行場がどんな位置を占めているかが一目瞭然、本当に説得力のある図面だ。

ぐぐっと目を凝らせば、オスプレイが並んでいる。思ったよりずっとでっかい飛行機なのだ。

大川の田芋畑に今年も行った。普天間飛行場のある石灰岩台地からどうどうと湧水が湧き出て湿原を作り、沖縄伝統食・田芋の畑になっている。零細農業で放っておくと消えてしまうこの伝統食栽培を残すためにじのんさんは奮闘しているのだ。がんばれ、じのんさん。

昼食は「花織そば」で沖縄そば…なのだが、私一人毛色を変えて「みそ汁」を注文。

「は？味噌汁だけ飲んでどうするの？」と思うなかれ。沖縄ではご飯が付いてくるのだ。
というか、大きなドンブリにどっさりの野菜と豆腐と肉。これって具だくさんの大盛り豚汁にしか見えないのだが。もう腹いっぱいになった。

腹をさすりつつ、やたらとゴジラ顔の巨大シーサーの立つ残波ビーチ（だったか？）へ。

石灰岩が角張って削られているが、石材として切り取った跡なのだとか。

磯野生き物が実に豊富。これはナマコ。グアムにいたのとおんなじだあ。

残波岬。台風ででっかい石がころがってきたというところ。皆さんこわごわ海を覗き見る。

座間味城址。私は沖縄の城はかなり好きだ。沖縄の世界遺産9つのうち、これで6つを制覇した。
そして一行は琉球村へ。

入口にあった篠竹っぽい竹。南方の竹らしく節が長い。
これで篠笛を作ってみたいものだとつくづく思った。^^;

琉球各地から古民家が集められている。

高倉。ネズミ返しがついている。
いろんなタイプの高倉があった。

山羊がいた。すーさんが後ずさった。

おばあがサータアンダギーを作っていた。

琉球の囲炉裏。

古民具もあれこれ。

池のコイにエサをやったら気持ち悪いほど集まってきた。

キノボリトカゲがじっとこちらを見ていた。

なんともいえぬハブセンターの入口。

うああああ…ハブが…集まってるぅ～

雨が降り出したので、さっきのサータアンダギーのおばあのところに行って薬草茶とサータアンダギーで休憩。揚げたてがほっくりと美味しかった。

ふと見ると山羊のミルクを売っていたので飲んでみたが、カルダスみたいでおいしい。山羊の風味はするけど。すーさんはまた引いていた。
雨がやむのを待っていると、おばちゃん（おばあではない）が踊りを教えてやろうという。
「はい、両手を右下に、今度は左右に、はい、手をパンパン」
簡単な踊りなのですぐ覚えた。みんなで踊っていると、
「これは八重山の雨乞いの踊りなんです」
「えっ…」
みんなの踊りが止まり、視線が私に集まった。
実は一番うろたえていたのは私であった。
（そ、そんなもん俺に教えてええんか？俺を誰やと思うてんのや？）
まるで13日の金曜日のジェイソンにマシンガンの使い方を教えているようなものではないか。
てか、雨宿りしている人間に雨乞いの踊り教えるか？このおばちゃん。

などといろいろあったが、夕方、無事にホテルに到着。
ここでみんなお互いに別れの握手。すごろく、丸ちゃんの手を握って離さず。
みんなは「もしかしたらこれっきりの別れかもしれない」と思ったりしてるんだろうなーと思うと、誰ともまたしょっちゅう顔を合わせる私は輪の中に入っていけず、ぽつんと離れてみていたのであった。ToT

みんなと別れてから、すーさん、丸ちゃん、ピオーネさん親子と一緒に食事。毎日沖縄料理だったので、趣向を変えてピオーネさんお勧めの刺身料理。これを手巻き寿司みたいにして食べるのだが、美味いのなんの。活き作りのセミエビがまた。
今日の素晴らしいツアーえお計画していただき、また道中いろんなことを教えていただき、さらに美味い店を紹介していただいたピオーネさんに心から感謝を。
3日間、沖縄を堪能して我々の沖縄ツアーは終了したのでありました。