2012年1月10日火曜日

24カラットの黒夜

「今年の冬はほとんど雨が降らない」とニュースで言っていた。そんなことはないだろうと思って見ると、東京・大阪・高知の降雨日数がきわめて少ないということを紹介していた。それならわかる。
おおむね冬は日本海側と太平洋側で真逆だから、こちら裏日本は雨か雪の日が続いている。
なんだか恨み節のようだが、実はそうである。自転車なんて今年になってから1回しか乗れていない。

しかし気温が高いのか、雪もそれほど降るわけでもない。去年に比べたら格段に少ないので、鹿もまた増えることだろう。困ったことだ。
今日、NPO関係の新事業について相談していたとき、上根来を含む地区の人が
「鹿、全部殺したろか」
と言っていた。こう書くと関西弁の「しばいたろか」みたいなニュアンスに聞こえるかもしれないが、「ろか」の部分が「やろうじゃないか」「やろうと思うんだが、どうだ?」みたいな意味になる。
東京風に言うと
「俺ぁなぁ、鹿ってぇものが大っ嫌ぇなんでぃ。いっちょ全部ぶっ殺してやろうと思うんだが、どうでぇ」
という感じである。別に大嫌いというのはどうでもいいけど。
まあすでに下草が大変食べられて山が荒れ放題になってきているし、植林もできない状態だから、今後の状況によってはかなり思い切った措置も必要かもしれない。

ともかく、こんなに雨雪ばかりだと外を出歩く気にはなれないからデスクワークは逆にはかどりそうなものなのだけれど、日も早く暮れるし寒いよ暗いよになるので、家に帰って酒でも飲んでコタツに入って酒でも飲んでいたいという思いのほうが強くなって結局非生産的になってしまうのが困ったものだ。
帰宅するころにはもはや真っ暗、田舎道路は闇の中で、いよいよ寒々としてくるのでありました。

Black night is a long way from home.

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