2017年4月25日火曜日

99円の呪い

4月のセミナーツアー中、ずっと私を悩ませていたことがある。99円の呪いである。
私は油挿す、もとい、アブラサスの小さな財布を使っている。

手のひらサイズより小さくて、下手をするとズボンのポケットに入れていることを忘れてしまう小さなで、なくさないように気をつけないといけない。

ところがこれがけっこう入る。お札は10枚くらい入るし、カードも5枚、コインもしっかり入る。さらに小さなポケットもあって領収証やら家の鍵やら入る。
そしてこの小銭入れ、よく作ってあって999円が余裕で入る。500円×1、100円×4、50円×1、10円×4、5円×1、1円×4である。でもまあ本当にこれだけ入ることはまずない。だから小銭入れはこれ以上入るように作る必要なんてないんだとHPにも書いてあったし、私もそうだとなと思って買った。

ところが、である。すぐに99円になるのである。下手をすると写真のように891円、それも500円ではなく100円玉で、なんていう目にしょっちゅうあう。
意識して小さいほうから小銭を減らし、レジで払う時は一所懸命計算をして1円玉や10円玉が5枚を越えたりしないよう、またお釣りが500円玉や50円玉を含むように、578円なら1123円を払うという、自分で自分を褒めてあげたいくらい人間電卓と化してがんばっているのである。
ところが、である。すぐに99円になるのである。1円玉が2枚しかないのに端数が3円なのである。10円玉が3枚しかないのに40円払わないといけないのである。
かくして財布をのぞけば、なぜかいつも99円ある。それも10円玉4枚と1円玉4枚である。一番いけないのは消費税が8%だからである。5%のころはよかった。いっそ10%のほうが気持ちがいい。計算ができないのである。8という微妙な繰り上がりが、トシとともにスカスカになりつつある我が脳みそでは把握できないのである。
かくして今日も我がアブラサス君は小銭でパンパンである。

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