2020年4月4日土曜日

満開の桜の木の下で

さすがにやばい状況になってきた。非常事態宣言も現実味を帯びる中、それでも旅がゼロにはならない私なのであります。^^;

そんな中、小浜公園の桜は満開。暖かな日和の中、花見を楽しむグループちらほら。
外でやる以上、少なくとも「密閉」はないので、屋内で飲み会などやるのに比べたらよほどリスクは少ないと思うのだが、こうなるともうそういった論理的な世界ではないんだよね。
私はよく「理系の欠点は、論理的に正しいことを納得してもらえたら賛成もしてもらえると思ってしまうことだ」と言っている。
例えば昔BSE(狂牛病)が恐れられた頃、それに感染して死んでしまう確率と交通事故で死ぬ確率を比較すれば、自家用車を運転するくせにBSEを怖がるのは全く不合理な話であった。
だから私は全く気にしていなかったし、米国産牛肉を全数検査していたこともバカじゃないのと思ってみていたけれど、そして今も3密のうち1つも満たしていない中でマスクをするという行為は全く意味がないと思っているから外ではマスクをしないけれど(まあ厳密に言えば、マスクをしたり外したりすると、マスクを手で触るから感染リスクは高まる。しかしそれにしても、一番感染リスクを下げる方法は、家から外に出たら、目鼻口を手で触らないことを徹底する(強く意識する)のが一番だと思うので、あまり気にする必要もないと思うのだが)、だからといって他人にまでそれを押しつけようとは思わない。
「合理的でない行動」を否定するのが理系人間の一番の欠点なのだろうなと思う。

小浜公園からふらふらと歩いて行くと、三丁町が石畳になっていた。なんてことだ、こんなに風景が変わっていたんだ。ずいぶんここに来ていなかったのを思いだした。
考えてみれば、年中あちこちにセミナーツアーだと言っては喜んで出かけていく一方で、自分の地元の変化をぜんぜん見逃していたんだなあ、「小浜を語る」資格なんてなくなりつつあるんだなあと、反省することしきりである。

北川の土手は、隆盛を極めるダイコンの花と細々と法肩付近に残る菜の花が埋めていた。

目を転じれば江古川沿いに桃色の列ができている。そして気温はというと20度はあろうかという暖かな昼下がりである。
本当にこういう日は一切の警戒感を解いて、だらしなく昼間から飲んで過ごしたいものだ。
そしてそういうことができることの贅沢を思い知った今年の春だった。

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