例年、若狭東高校の実習授業の中で製作している伝統工法しがら組み、今年は上根来ではなく隣町である若狭町の熊川での実施となった。
熊川は鯖街道の宿場町「熊川宿」として栄え、宿場町の町並みをよく残しているとして、重伝建に指定されたまちで、年間40万人が訪れているとのことである。
地元には保存会があり、行政や周辺企業も積極的にバックアップしている。私も文化財総合把握事業以来、多くの人と関わっている。
現場は鹿食害で下草がなくなり、土砂流出が続く竹林伐採跡斜面。設置箇所がブロック積擁壁の天端になるので、地元の業者さんが高校生のために足場を組んでくださった。なんたる厚遇。
杭は、過年度にすでに打ってあり、竹も切っていただいていた。なんたる厚遇。10人の高校生と一緒に竹を編み込んでいく。予想以上に時間がかかったが、例年以上にいいしがら組みができたと思う。
終了後、地元の方々と記念撮影。高校生の中に、町内で一緒に祭りをやっている子と、会社の元部下の子がいた。何とも感慨深いものである。
この場所は、熊川宿の玄関口として駐車場があるところなので、鉄やコンクリートの土留め壁は避けたいとの地元以降でしがら組みの設置依頼があったものだ。そのニーズには応えられたのではないかなと思う。
予想以上にしがら組みに時間がかかったので、急いで帰宅。今日の夜は木曜会で、持ち寄りパーティーなのだ。筆記試験結果報告メールへの返信や口頭試験応募対応をしつつ、卵10個を使って、がんばってフーチャンプルーをどっさり作った。
今日の木曜会は、はまかぜプラザで。持ち寄り食材は、丹後寿司(鯖の押し寿司)、焼き肉、山形と仙台の芋煮、フーチャンプルー、マーケットで買ってきた揚げ物類。
宮城県名取市出身のアイザワちゃんが作ってくれた芋煮。右が山形風で醤油味、左のでっかいほうが仙台風で味噌味。どちらも最高に美味い。「今度仙台に行くけど、これはどこで食えるのであるか」と聞いたら、国分町あたりではちょっと無理で、ブンヨコあたりじゃないかと言われた。
- どうやら今度の仙台では、一人でディープなチャレンジを敢行することになりそうである。
0 件のコメント:
コメントを投稿