2015年7月7日火曜日

ありがたい仲間達

私の住んでいる雲浜(うんぴん)地区のまちづくり委員会の会議に久々に出席した。春先から6月までは不在であることが多いので、本当に久々の参加である。
でも居並ぶ地区の面々は、大部分が知った顔で、口々に「久しぶりやの~」と声をかけてくれ、そして大半の人が「生きとったんか」などと軽口をたたく。
ほとんど顔も出さずに(そして今日の会議の目的である夕涼み会にも参加せずに)こんなことを言うのは申し訳ないのだが、こういう知り合い関係を、私は本当にありがたいと思っている。

企業の価値の考え方にトリプルボトムラインというのがある。売上・利益を上げるだけではなく、社会貢献やCSR、そして環境に関しても優れた収支を残す企業に付加価値がつき、逆にたとえば儲けていても反社会的なブラック企業だったり、環境負荷をばんばん出しているような企業は社会から認められないという考え方だが、私はよく個人のトリプルボトムラインの話もする。「個人や家庭・仕事・社会や地域」である。「パーソナル・ジョブ・パブリック」と言ってもいい。
自分自身や自分の家庭、つまりパーソナル(これはもちろん趣味なども含む)と、仕事、そしてそのどちらでもないパブリックな部分があって、人生は豊かになるのではないかなと思うのだ。
先日のSUKIYAKI塾全国大会ではそのことを痛感した。こんな素晴らしい集まりは人生の宝だと思った。

そして今日も、滅多に顔を出さなくても、何ら精神的バリアもなく、やあやあと声をかけて軽口を言い合える、職業も世代も離れた集団があって、そこには自分の居場所があることはやはりありがたいし素晴らしいことだと思う。
だって、自分の家と仕事場以外に居場所がなかったら、退職したらどうすりゃいいんだろうと思うもの。そのうえ家庭でも濡れ落ち葉だったら、もう本当にかわいそうとしか言いようがない。
地域で孤立したりおかしな関係になったりして暴発した事件は数多くあるしね。

そう思うと、仲間達をもっと大切にしないといかんなあと反省することしきりな夜なのでありました。

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