今富小学校で5年生のPTAふれあい学級として流しそうめんを手伝ってきた。
体育館で竹を切って器と箸を作る。参加者が90人くらいいるそうで、もうえらい騒ぎである。
流しそうめん本番も樋を3本使って大騒ぎ。でもみんな楽しんでくれたようでよかった。
しかし昨日に引き続き猛暑。35℃を超えていたらしく、またまた汗だくのうえに日に焼けて腕なんぞ見事なドカタ焼けである。
実は今日は上根来の奉仕作業だったのだが、完全にダブってしまって行けなかった。申し訳ないなあ。
後片付けを済まして2時頃帰宅すると、ルイが来ていた。8年前、我が家に1年間ステイしていた中国・西安市の女の子だ…ったのだが、もう25歳の教師に変貌していて驚いた。そうか、もう8年もたったのか。
当時大学受験を控えていた息子がもう就職3年目、中学生だった娘がもう社会人である。すごいことだなあ。
ルイのお土産。干ナツメは、彼女が帰国してすぐにも送ってもらったことがあるけれど、あれから7年たって、種もないし皮もやわらかいし小袋に入っているし、すごくスナックらしく進化していて驚いた。中国独自の文化や途上国らしさを残しつつ、着実に庶民文化というか生活文化も進化しているんだなあと感じた。10年前に初めて西安市に行ったときには影も形もなかった地下鉄が今は3路線あるのだという。
きっと古い町並みに残っていたお米を混ぜた漆喰で積み上げた煉瓦作りの家は、もうほとんど(もしかしたら文化財以外には全く)ないのだろう。国の政治体制とかいったものとは別に、やはり経済というか所得が暮らしやまちを変えるのだなと再認識した。そういった怒濤の発展の中で失う文化やまちなみも多いことだろう。でもそれは、その怒濤の発展から半世紀を経た国の人間だから言えることなのかもしれない。
慌ただしく旧交を温め、ルイは帰って行った。聞けば友人と4人で11日に来日し、10日以上かけて京都、東京、大阪と滞在するらしい。8人相部屋などのバックパッカー御用達のホテルに泊まるとのことだ。
経済発展のさなかにある国は、国境のハードルよりも異国・異文化への興味のほうが勝る若者が多いのだろうか。でもそういったバックパッカーは欧米先進国から来た人が多数を占めるのだから、そうでもないだろう。
異国の人や言葉や文化と交わることの魅力のほうが気後れよりも勝ることは素晴らしいことだと私は思う。その人達がどのような国や政治体制や分野や宗教であろうとも、とにかく微笑んで言葉を交わすことの大切さは不変のものだと思う。
自分の国、もっとひどいときには自分の地域や所属組織や、さらには自分自身の貧弱な経験なり読みかじった貧しい知識の中に引きこもっていては本当にダメだ。
自分の知らないものがいっぱいあって、自分の価値観が全てではないことを知っていることは本当に大事だと思う。
ルイは8年たっても変わらず落ち着きのない子で、ちょっとした仕草や反応がやっぱりルイなのだけれど、同時にこの子はやっぱりたくましいなと思った。ルイの人生に幸あれ。
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