APEC-semiを始めたのが2009年なんだけれど、ネットを使った個人指導とともに、セミナーツアーも始めた。それ以前も三大都市圏ではそういったことをやってはいたんだけれど、むしろ地方部にこそ足を伸ばそうと思ったのだ。
そうしたら、ぼうずさんから北海道には来ないのかと聞かれた。それまで生涯でヒコーキに乗ったことが数えるほどしかなかった私は、航空運賃というものの仕組みを知らず、通常料金で計算して「ものすごくお金がかかるからちょっと無理です」的なことを言ってしまったようだ。鉄ちゃんに対してである。ぼうずさんは早速割り引き料金体系のこととかいっぱい調べてくれた。次から次へとメールが来て、イッタイナンノコトダカヨクワカラナカッタのだけれど、とにかくかなり安く行けるんだということはわかったので、行きますということになった。
そうしたら知床世界遺産さんが「北海道に来るなら知床に来なきゃいかんだろう」と、「大阪に来て通天閣と新世界に行かんと帰ったらあかんでえ」という大阪のおっちゃんと同じようなことを言う。
じゃあというので知床にも行った。経過は忘れたが家族も一緒に行った。娘は学校をサボって行った。「両親の都合で一緒に行かないといけないので」と学校に言っておきながら、遊ぶ気満々の格好で同級生と朝の駅ですれ違うというミスをしでかしつつも、とにかく行った。
そうしたらゆめたくさんが「北海道に行けるなら沖縄も来れるでしょう」と言ってきたので、そうだよなあと思って沖縄にも行くことにした。7月の中旬だったので、青い海と青い空を見ることができた。あれっきりである。あの時行った島と、今しょっちゅう行く島は別の島なのかもしれない。
まあとにかくそんなこんなで日本の両端に行くようなことになったのだが、自然にも文化にも歴史にも人にも食べ物にも、とにかく驚いて、自らの狭い見識を思い知らされた。技術者たるもの、自分の見慣れた住み慣れた食べなれたものばかりじゃいかんと強く思った。
ちょうどその年に筆記試験合格事例を本にして(本当に書籍にして)出版したところだったのだが、その中身は私が考えて文章を紡いだものではないから、この印税やアフェリエイトは何か自分のためじゃないものに使わないとバチが当たると思っていたところだったので、
「おおそうだ、この印税やアフェリエイトを使って講師派遣交流をしよう」
と考えた。自分と同じような体験をみんなにしてもらいたかったのだ。
2009年の印税・アフェリエイトを使って2010年に講師派遣事業を始めた。
最初は沖縄・四国から北海道へ、そして北海道・東京から沖縄へ、日本列島大縦断の派遣だった。とりあえず沖縄へ一緒に行った2人はハマってしまったようで、その年の口頭試験模擬面接は自費で参加し、早くも溶け込んでいた。
オホーツク流氷館で凍ったタオルを手にドヤ顔の面々 |
首里城はなぜか風雨の中だった |
講座の冒頭、ずらりと並んだ講師陣は圧巻だった。 |
まあとにかく交流が続き、広がっていることは本当にうれしい。
今年も交流を広げましょう。
SUKIYAKI塾がきっかけとなって、こんなに幅広く交流ができるなんて、数年前に口頭試験対策セミナーに受講生として参加したときには、思いもしてませんでした。APECさんには感謝、感謝、本当に嬉しいです、ぜひこの交流の輪が広がるとともに長く続くよう、私も頑張らなくては(^o^)
返信削除何を言ってますか?鉄師匠!
返信削除私が調べた経路よりたくさんの経路を
調べ、その結果を熱っぽく
書かれていました。
この人は本当に好きなんだ、
世の中には、鉄好きが結構いるんだな
って感心しましたし、
その熱は年を追う毎に
パワーアップしていく感じがします。
カチナノリさん、ぼうずさんとも今年も何度もお会いすると思います。こういうお付き合いは嬉しいですねえ。
返信削除経路を調べるのは好きなんじゃなく、時間やお金を節約するためです。飛行機なんて早割の魅力は大きいもの。