今日は節分、我が家も両親と我々夫婦で年中行事を淡々とこなした。
節分と言えば豆まきだが、私が子どものころに大コーフンして妹たちと「鬼はーそとー」なんて言いながら力いっぱい豆をまいて回ったのは遠い昔、私の子どもたちが小さいころでも、もはやあんな一大イベントではなかった。
豆まきのコーフンさめやらぬままにベッドに入ると、隙間に豆が残っていたりして、それを探してポリポリと食べるのが楽しみだった。
今は子どもも家にいないから、豆まきもやらない。自分の年の数だけ豆を数えて半紙に包み、自分の痛い所とか大事にしたいところをなでて、後ろ向きにポイと捨てる。これを自分以外の人に拾ってもらって(自分で拾うとご利益がなくなる)、近くの辻に捨てる。そうするとナニモノカが自分の厄を持って行ってくれる。我が家ではそういう行事になっている。
ただ年々「合理化」が進んでおり、豆の数は10の位と1の位それぞれで数えるようになった。私は今年数え年で54だから5+4=9個数えた。どうもこれは私の祖母がある程度の年になったあたりで面倒くさくなって編み出した方法のような記憶がある。
恵方巻きも去年まではこの豆を数えるときに一緒にやっていた。その年の吉方角に向かってかぶりつくのだが、私はあれは以前からバレンタインと同様の嘘くさいショーバイだと思っているから(私が子どものころにはやっていなかった記憶がある)、今年はやめてしまった。といっても母が買ってきたので「切ってない巻き寿司」だと思って夕飯に食べたが、別に方角など気にせず食べた。
小判という菓子もあるが、今年はナントカクッキーになっていた。小判型ではもはやなく、花の形をしていた。
いいかげんなものだなあと思うのだが、まあ豆数えだけはやっているからいいか。^o^;
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