台風は何とかそれてくれた。幸いなことに今回は風・雨ともたいしたことはなかった。また災害ボラセンを立ち上げないといけなくなったどうしようと思っていたのだ。
災害ボラセンを経験してから、どうも災害に対してビビっている自分がいるなあと感じている。
一週間に満たない期間であれだけ消耗したのだから、これが一か月とか数か月なんて続いたらもうダメだろうなと思いつつ、それでもきっとやっちゃうんだろうなという自分にビビったりしている。
そう考えると、あの経験をいかに整理して、可能な範囲で体系化していくかということはすごく大事なことだと思う。
小浜市のみならず、災害予算がついたりして、むしろこれから災害復旧が本格化するのだが、災害ボラセンは一足先に店じまいした。
災害復旧がまだまだ忙しいからと災害ボラセンの総括をせず、ただ「がんばったなあ」だけで済ませること、これこそが「経験の使い捨て」だ。
そんなことを考えているさなか、小浜市役所から「災害ボラセンの検証をしたい」という会議の通知があった。実にいいことではないか。
経験を血肉にかえる取り組みをすること、終わってからが大事だということをわかっていること、これの有無で行政の力の差はぐんぐん広がっていくと思う。その点で小浜市は大したものだ。
ちょっと嬉しかったので、それだけ。
事故や災害にあってしまったこと、そのこと自体は「災難でしたね」です。
返信削除しかし、あの時のこういう行動が功を奏しましたね、とか、ああすればよかったね、と言った知恵や知見、情報を活用しようってことですね。
それを形にして活用できるものにする。すばらしいことだと思います。
経験を使い捨てにしたら、また「災難でしたね」の繰り返し。
経験を活用できれば「被害が最小限で済みました」とレベルアップ。
さらに新たな災害の知見も加える。⇒いいスパイラルへとつながっていくと、もう言うことないですね。
なるほど、大変勉強になります。
ありがとうございます。
返信削除災害ボラセン、みんな「大変だったなあ」「大仕事したなあ」という思いは同じなんですね。
でも「反省会やります」「どこで?」「居酒屋で」にならずに「市役所の会議室で昼間に」なところを誇りたいと思いますね。