表面がこちら。見てわかるように、このイベントは社会福祉がメインテーマで、赤い羽根共同募金活動の一環でもある。
たとえば食べ物のふるまいがあると、そこでお金を払う代わりに募金をする。バザーやフリーマーケットを出している団体は、その収益の一部を募金する。
多くの団体が参加することで、互いの交流もできるし、何より社会参加していると感じることがインセンティブになる。
こちらはチラシの裏面なのだが、会場は中心市街地商店街そのものである。歩行者天国にして、商店はワゴンセールをする。実質的な売り上げにどれだけ貢献できているかはわからないが、少なくとも商店街は活気づく。
そして隣接して「食の祭り」もやっているので、お客さんが流れて中心市街地全体がにぎわう。
その経済効果は数字に表れていない。たぶんそんなに大したことないように思う。直接的には。
だけどきぎわい・活気がもたらす様々なプラスの効果は、みんな感じている。
たとえば様々な主体が集まってイベントをやる過程で、主体同士の交流ができ、以後のいろんな活動の広がりが出てくる。こういったことの効果はなかなか貨幣化しにくい。
そして何より、貨幣化・経済効果というものが、必ずしも人生の幸せとイコールではないことを、たぶんみんな知っている。
食えないほどの困窮は御免蒙りたいけれど、「値段を気にせず買い物ができる幸せ」ってきっとそんなに幸せではないんじゃないかと思っている。
そういう幸せより、知っている人がいっぱいいて、その人たちとはいつも笑ってあいさつできて、その中の多くの人は「いいまちづくり」の仲間であるという幸福感のほうが、お金の幸福感よりもずっといいことを、少なくとも私は感じている。きっと多くの人がそうじゃないかと思う。
人の心は合わせ鏡だから、笑顔には笑顔が返ってくるし、怒りには怒りが返ってくる。他人を粗末にすると自分が粗末にされるし、他人を大事にすると自分が大事にしてもらえる。
そういうことを再認識できることがすでに幸せなのではないかと思うし、そういうことをしっかり思い出させてくれるのがこのイベントなのです。
今度の日曜日です。
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