アブラギリの木を利用したり杭を打ったりして2m弱の間隔でトラロープを2本、斜面縦断方向に張る。このロープに、幅2mの防風網を結束バンドで結び、まあつまり飛行機の脱出シートみたいに斜面縦断方向に展開する。これを何枚も並べて張ることで、斜面全体を網で覆うという構造だ。
網の最下端は跳ね上げるようにめくれ上がる構造にしてあるので、ここにアブラギリの実が溜まるはずになっている。台風の前に設置したものを見たら葉っぱと実がごっちゃになっていたけれど、溜まることは溜まっていた。
こうすることで、地面に落ちた実を拾い集めなくても効率的に収集できると考えたわけである。そんなネットを設置している時間を拾うことに集中すればいいじゃないかともいえるのだけれど、短時間の授業時間の中で高校生が集められるようにするということ、一度作ってしまえば冬の前に結束バンドを切るだけで網は雪で壊されることもなく翌年簡単に再設置できるという目論見から、今回ネットを張ってみることにした。
作業は我ながら慣れてきて、ずいぶん効率よく張れるようになってきた。ついでに前回設置したものも収集効率がいいように改良。
これなら、1日作業すれば盛土の小段1つ分(高低差5m)の斜面なら10枚は確実に張れるぞ。
…と、ここまでは非常に順調な話なのだが、なんてことだまた腰が痛くなってしまった。さらに上腕筋というのかどうか知らないが、手を握るときに使う上腕の外側の筋肉がいよいよ痛い。
うーむ、やはりこの体かなりガタがきているのだろうか。
それでもヤマナシをいくつか拾って、よおし今年こそヤマナシ酒を仕込むぞと気持ちだけは元気に山を下りた。
もちろん今夜は風呂に腰痛に効く入浴剤を入れ、マンガを持ち込み長風呂した。
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