イメージは頭の中にある程度あるので、それを具体的な作業の中で具体化させていけばいいのだ。イメージがぼんやり頭の中にあるときに、それを誰かに話したり、絵やマインドマップなんかに描いてみたり、要は言葉や絵などに形式知化するわけだけれど、そうするとぼんやりしていたイメージがずいぶん具体化することってあるでしょう。あれですね。
こういう作業を始めると、頭がそういうモードに入るのだろう。フレーズとかアイデアとかいったものがふわふわと沸いてきやすくなってくる。
まったくイメージとかフレーズ、アイデアというやつらは、考えているときには浮かばないくせに別のことをやり始めたとたんにふっと浮かんでくることが多い。そのうえ浮かんだときにそれを形にしないと、すぐに消えたり沈んだりする、まったくもって泡のようなバブルなやつらなのである。
だから浮かんだらすぐに形にしなくてはならない。「いつでもどこでもメモ」が必要になってくるのだ。
この「いつでもどこでもメモ」は、わが人生でこれまでいろいろと試みては失敗し続けているものだ。
日常生活のいろいろな場面で、いろんなアイデア、忘れるべきではない言葉などに出会う。そのときは「よおし、しっかり覚えておいて、後でメモするかPCに入力しよう」と思うのだけれど、ほとんどの場合それは実現しない。
それは「いつでもどこでもメモ」ツールを手にすることにずっと失敗し続けているからで、いやはや本当に多くのものを試し、累々たる屍の山を築いてきた。
専用のメモ帳とかシステムノートといった紙ツール。システムノートは5年ほども使っただろうか。「いつでもどこでも携帯」をかなりよく守っていたので、それなりに使ったと思う。しかしそれ以外のメモ帳の類、ポケットなどに入れる小さなメモ帳とか風呂の中でも書けるメモ帳とか、まあそういったものはすぐに使わなくなった。
マイクロカセットレコーダー(今でいうボイスレコーダー)。テレビドラマ「ツインピークス」を見て「こりゃあいい」と思ったものの、録音しても聞き返したりしないので、意味のないメモにしかならなかった。
電子手帳。一時期はビジネスマン必携ツールみたいにもてはやされたけど、入力しにくさ、入力手間の惜しさもさることながら、当時はせっかく電子化してもPCに取り込むこともできなかったので意味がなかった。
モバイルPCのHP200LXはPCカード経由でパソコンにデータを取り込めたが、いかんせんスピーディーな入力には限界があった。その後はモバイルギアとかシグマリオンも試したが、結局紙のメモ以外は定着することがなかった。
今は電子ツールもスマホ、タブレット、モバイルPCとそれなりに持ち運び、さらには「スキャンしてEvernote」という必殺技もあるので、紙メモも気楽に取れるようになったので、ずいぶん進歩したなあという気はする。
特にスマホの「CamScanner」は、スマホカメラで撮影したモノを四隅グリッドを決めてやると変形してコントラスト調整もして、あたかもスキャンしたように画像調整し、さらにはそれをEvernoteに転送してくれるというスグレモノのアプリである。これのおかげでとにかく何でも撮影してEvernoteへ、という気楽で安心なことができるようになっている。
ここに干支占いの記事が載っていた。これは面白そうなのでコピーしておきたいと思った。
そこでCamScannerを起動して、この記事の部分を撮影する。できる範囲で紙がでこぼこにならないように注意する。
アイデアなどのメモであれば、紙の切れ端にメモしてもOKだ。
ショットノートなど、Evernoteを前提としたメモ帳なども売っていて、私も軽薄にも購入したけれど、テキスト認識しないのであれば画像記録で十分であり、だったら紙切れに汚い字で書いたメモを撮影しただけの画像でもいいじゃないかということになる。
まあ今後もこれまでと同じように、また別のツールにふらふらと移っていくのかもしれないけれど、現時点ではこのスマホアプリは重宝している。…宣伝みたいになってしまったなあ。^^;
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