2013年1月1日火曜日

元旦雑煮考

2013年元日。昨年義父が逝去したため今年は喪中の新年となった。

昨夜が遅かったのでみんな9時過ぎにのそのそと起き出してきて、とりあえずお雑煮を。
小浜のお雑煮は丸もち。焼かずに味噌で煮る。具は入れない。私はずっとこのお雑煮で育ってきたので、東京で角餅・おすまし・具いっぱいのモノを見たときは「コレハナントイウタベモノデスカ?」状態になったものだ。

これは食文化館に掲示されている雑煮文化圏のパネル。角餅と丸餅・醤油と味噌というのはゾーンがあるらしい。「丸餅・角餅分岐ライン」はだいたい「アホ・バカ境界線」に一致するらしい。
きっと赤味噌・白味噌や濃口醤油・薄口醤油(どん兵衛のEとW)の境界線にも一致するのではあるまいか。もしかすると方言の分岐線でもあるかもしれないな。

小浜は丸餅のくせに赤味噌を使う文化圏になっているが、実際には白味噌・合わせ味噌を使うと思うが。山陰は小豆汁なのか?また、高松のところに赤い★があるが、これはあん餅らしい。うーむ、食べてみたい気もする。高知はポツンと角餅を煮るゾーンらしい。高知らしいといえば高知らしい。
ただ私が東京の雑煮をみて一番びっくりしたのは角餅であることやおすましであることではなく、具がいっぱい入っていたことで、「えー、ご馳走はお節で食べればいいじゃないの、江戸っ子のくせにヤボだなあ」と思ったのだ。でも後で知ったのだが、具がない雑煮なんて他にはほとんどなくて、小浜周辺独特のものだったみたいね。^o^;

すかっと晴れたいい天気なので、午前中にちょっと自転車で浜まで出てみた。
浜で左を向くと南西の小浜市街地方向。
こちら方向は雲ひとつないいい天気だ。

海に向かうと北西の、小浜湾の出口方向。
冬型になるとこの方向から猛烈な風が吹く。

浜で右を向くと北東方向で、山が一番低くなったあたりの
向こうが「ひこそう」のあるあたり。こちらは北陸方向でも
あるためやや雲が多い。福井市は雪が降っているらしい。
昼には妹家族らも合流してどわっと食事会。いただきものの毛ガニやウニ、鹿肉などがどどっと登場し、泡盛が進む。毎度毎度の飲んだ暮れ正月である。
いやはやなんとも。

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