2020年4月1日水曜日

閑散とした春

新年度である。
女房は退職後のセカンドライフ第1日目であり、娘のところの孫は保育園デビューである。退院して2日目の母もリハビリに行った。
そんな中で「例年の如し」の進歩なき私は、世情にもかかわらず旅に出るのである。

敦賀駅は来るたびに工事が進んでいる。新幹線開業に向かってまっしぐらである。

しかしそんな敦賀駅にも乗客はいない。本当に誰もが自宅や会社で身を縮めているように思う。そうなると生来の天邪鬼の私は、あえて出歩きたくなるのである。
念のため言っておくが、これは決して向こう見ずなのではない。確率の世界、極めて合理的な世界の判断である。面倒くさいからこれ以上は書かないが、今の状況もまたトランスサイエンスなのだろうなと思う。
…などと愚にも付かないことを考えつつ大阪に到着し、阪急で蛍池へ。時計を見れば13時を過ぎていたので、わかる人はほとんどいいないだろうが、蛍池駅の真ん前の宮本むなしで昼食。前回来たときにもらった「選べるチケット」で目玉焼き追加。だからなんやっちゅうねんな話ではあるのだが、嬉しいじゃないですか。

蛍池からモノレールでたどり着いた伊丹空港は例によってガラガラ。

そして伊丹空港→新潟空港便は、おそらく10人も乗っていなかったのではなかろうか。

定刻通りに離陸し、 例によって日本列島池を目印に旋回…と思いきや、視界は雲の中に消えて行った。

何も見るものがないので機内添削にいそしむこと1時間弱、ふと見ると、これは大河津分水ではないか。ということは、海岸沿いに見えるのは寺泊港である。学生時代、ここで山のように蟹を買って大学に戻り、蟹と日本酒しかない、贅沢な、あるいは果てしなく退廃的な夜を過ごしたものであった。

そして私の認識不足でなければ阿賀野川を眺めつつ、新潟空港に到着。

新潟空港もマジで?と思うくらい人がいない。こうして思いだしてみると、那覇空港の人手(地元の方にとっては激減なもしれないが)に比べると、少なくとも伊丹・関西空港はどうなるんだろう状況である。

新潟駅に着き、ホテルにチェックインしてデスクワークを続け、夕食を食べに出た。居酒屋の個室で4人だけの食事会。これくらいなら世間様も許してくれるだろう。しかし飲み会ひとつするのに後ろめたさを感じるなんて。

久々の新潟、日本酒をずいぶん飲んで酔っ払い、久々にその日のうちに寝た。^^;

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