今日で年度末である。
我が家では女房殿が38年間の教員生活にピリオドを打つ。COVIDの中で離任式も送別会もなく、なにやらバタバタの中でこの日を迎えてしまったけれど、まあとにかくご苦労様でした。女房の友達も含めて、夜中にささやかにワインを飲んだ。
市内の桜もほぼ満開のものもあって、暖かい春の日差しの中で華やかに桜色を広げている。しかしシートを広げて花見に興じる人はいない。まあ平日だしねというのもあるけれど、やはり世の中が「何もしない・何もしちゃいけない」みたいになっているからなあ。「正しく恐れる」のであれば、たとえば桜の木の下で草の上に座って、一人でビールを飲んでいたって全く問題はないはずなのだけれど、浮かれること自体が禁忌であるかのような空気になっている。
私は生来ちょっと天邪鬼なところもあるようで、合理的でないそういう「空気」はどうも好きになれず、あえてその逆のことをやってみたりよくしていたものだ。今はわざわざそういうことをすること自体が面倒なのでやらないが。
そんな中、明日からはちょっとだけ旅に出る。当初は4月後半まで出ずっぱりの予定だったのだが、今週から来週にかけて、数回程度日帰りや1~2泊程度の小さな旅に出るだけになった。
それでも今の空気からみたら、大変なこと、もしかしたら暴挙なのかもしれない。
もちろん私も何の用心もしないわけではないけれど、私のようなタイプはじっとしていると何だか別のビョーキになってしまいそうな気がするので、やはり少しでも旅に出られるのは嬉しい。
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