2016年9月24日土曜日

スーツを着ない男

私はほとんど背広を着たりネクタイを締めたりしない。
背広ネクタイは警察協助員関係のフォーマルな場、総会とか署長などへの着任挨拶とか、そんな程度で、これもできればもっとカジュアルにしたいと思っているところだ。
もうひとつ、これは背広ではなくブラックスーツつまり略式の礼服を着ることもまれにある。結婚式や葬式ですな。このトシになると圧倒的に後者が多いのだけれど、それでも年に2~3回までだ。

今日はお通夜に参列したのだが、そんな暮らしをしているものだから、1時間以上前から準備にかからないと大変なことになってしまう。
なぜって、滅多に身につけない格好なものだから、揃えるのに思わぬ時間がかかったりするのだ。
ブラックスーツと黒ネクタイは置いてある場所が決まっているから、探すことはほとんどない。
困るのは白いカッターシャツだ。私がセミナーなんかで着ているのは襟裏はボタン穴などに色が付いていたり、白でも織り柄がついていたりするので、葬式には着ていけない。真っ白でないといけないのだが、これが日ごろ全く着ないものだからそもそも1着か2着しか持っておらず、それが見つからないのだ。下手をするとシワシワで、あわててしまむらに買いに行ったこともある。
ネクタイピンとか黒いベルトとか、そういったものも見つからないことがよくある。
そして、パンツ(下着の)以外はまずもって全部着替えなければならない。
そんなこをしているともう時間ぎりぎり、バタバタと出かけようとすると最後に靴が見つからない…という落ちがつくこともしばしばである。

今日も1時間以上前から準備を始めたが、カッターシャツとベルトが見つからずに時間がかかった。そしてベルトと黒靴は革製品なものだからうっすらとカビが生えていた。まあ布でこすればすぐ落ちたが。

安~いのでいいから、真っ白なカッターシャツと黒靴下、落ち着いたネクタイピンとベルト、そして黒い靴を買って、黒靴下&数珠とともに、葬式セットとしてひとかたまりにして置いておこうといつも思うのだけれど、葬式を何とかしのぐともう忘れてしまうのだ。
明日、ちょうど出かける用事があるから、帰りがけにPLANTにでも寄って、今度こそ買いそろえよう。

とにもかくにも、着慣れぬ服に身を包み、バタバタと会場へ。夕焼けが東の雲に反射して思わず1枚。
ところがなんてことだ、時間を間違えていて30分以上会場に入ってしまった。お通夜開始まで45分以上。ダントツの一番乗りである。ああ恥ずかしい。

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