午後、小浜助産師会「うぶごえ」が取り組んでいる災害対策支援の勉強会で、災害の話を少ししてきた。
PCとプロジェクター、スクリーンから電源コード、テーブルタップにHDMIケーブル、さらにはBluetoothスピーカまで一式持参である。
「いいとこ小浜」の補助金プレゼンの時にも思ったのだが、こういった重要テーマについて、「赤ちゃんを連れたお母さん」という、行政が防災行政の中でこまで手が回らないところに照準を当てて市民が支援に取り組むというところが本当にボランティアらしくて素晴らしい活動だと思う。
災害というものに関して素人の人たちだから、まさに五里霧中というかどこから手を付けていいかわからないという中、少しは役に立てただろうか。
そして私自身、資料を作る途中で多くの勉強をさせてもらった。
最初は自分のこれまでの蓄積の中だけでやれるかなと、アウトプットだけのつもりで引き受けたのだが、いざ資料を作り始めてみると、やっぱりニーズに応えようとすると何かしら新しいことを入れないといけない。その分だけ勉強になる。
そしてそういう人たち、赤ちゃんを連れたお母さんの気持ち・視点をまた少し学べた。
自宅で小さい子どもと2人で社会から隔絶されたような感覚になっていくお母さんの気持ち。
電車や飛行機のような密室空間で子どもがぐずりだし泣き出して、回りに気を遣わねばならないお母さんの気持ち。
電車にベビーカーを押して入っていって、誰かの舌打ちが聞こえたときのお母さんの気持ち。
そういった気持ちにあれこれ思いをしたことはあったけれど、避難所でミルクやおむつがなくなったり、夜に子どもが泣き出したときのお母さんの気持ちに、恥ずかしながら今回初めて思い至った。
そりゃあ本当に何とかしてあげないといけないよねと誰でも思うはずだけれど、そういうことに今まさに取り組もうとしている人たちの役に立てるかもしれないとなれば、そりゃあ力も入るでしょう。
本当にいい経験、勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
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